13
「大丈夫よ~、ほら~針が動いているでしょう~?」
だが、
「でも、後で動かないって事もあると思うし……」
そんな
12時に時計の針が来た途端、オルゴールの音色が鳴り響き出した。
「は、
「え?この時計……」
夜空に輝く流れ星のような色合いの数字、その真ん中には幼い
「ふふ、私の大切な宝物の写真よ」
「……っ」
何かを耐えるように
「さて、もうこんな時間だから
時計は22時半過ぎを指しており、いつの間にかビフレストはソファーで寝息をたてて寝ている。そんなビフレストに、
「…………いえ……帰ります」
「えー?!泊まっていってよー!!」
「いや……それは無理だ」
しかし、仮にも年頃の異性が泊まるのは色々まずいので、
「それじゃあ、
「
「……おやすみ……
優しく笑う
直ぐにドアに背を向け歩き出すと、満天の夜空を見上げた。
「はぁ……星が綺麗だ……」
星々は光輝き、月は星々に対抗するように強い光を降り注いでいる。何処までも広がる星空は、
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