9
そんな白猫を見て、
「まさか……」
相変わらずじゃれつく
もしかしたら白猫は、
そう考えてみるが、白猫が
「それにしても、
小さい時はよく、庭から遊びに来ていた事があった。そんな
小さい頃を思い出しながら、
「これ……」
「えへへ、大事にしてるんだよ~」
それはずっと昔、ある誓いのさいにあげた兎の置物だ。置物にしては柔らかくできており、向日葵はそこが気に入っている。
「一緒にお風呂に入ってここに干してたんだけど…………汚れてなさそうだね。良かった~」
そんな姿は
――変わんないな……
「…………
視線に気づいた
表情は俯いているため眼鏡と前髪で良く見えなかったが、一緒にいた
そんな二人を白猫は静かに見守り続けていた。何もかもを見透かしているように。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます