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「…………ったぁ……」
「
頭上から聞き覚えのある声が聞こえた。
「ひ……
「それはこっちの台詞だよ」
手入れの行き届いた綺麗な花が咲き誇る鉢植えが置かれた芝生、真ん中には見覚えのあるアンティーク調の机と椅子、落ち着いたピンクのパラソルが置かれている。
「…………」
どう見ても
「あの~
ボーとしている
「あ……あぁ……大丈……じゃない!
「し、白猫?」
「みゃーん」
「ぷ!くすくすくすくす」
「?」
突然の笑いに
「…………何だよ」
「白猫ちゃん、
「後ろ?……いてっ!」
後ろを振り返った直後、背中を何かに引っ掻かれた。
引き剥がしてみると、先程の白猫が逃れようとジタバタと暴れていた。どうやら
「たく、お前は何がしたいんだ」
「可愛い~!にゃんにゃんにゃんにゃん♪ふわふわ~」
白猫は嫌がることはなく、逆に嬉しそうに目を細めて喉を鳴らしている。
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