6
少女は、チラリと自身の太股に視線を移すと
「教えない……秘め事……内緒……arcanum《アルカヌム》……」
「アルカ?……てか何で何回も言うんだ……」
「arcanum《アルカヌム》は秘密って意味……何回も言うくらい秘密……」
「…………」
なんとも簡潔だった。
言葉数といい、少女との会話はあまり望めないと判断した
「やばっ!」
走っても間に合うか厳しい時間だ。このままでは
「……?。どうかした……?」
少女は、理由が分からずボ~と首をかしげている。
「悪いがこれから用なんだ。何かあったらまたここに来るから、今日はもう解散な」
少女は、まだ何か言いたげだったが慌てていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます