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入ってきた担任の先生は、皆の騒ぎを見ていたようで少し険しい表情で教卓に立った。
「
クラスの一人の男子が、先程の着ぐるみについて質問を投げ掛ける。
担任……
「先程の方はまだ見つけたばかりなのに特定できるわけないでしょう」
「あ、そうか。スミマセン」
男子は恥ずかしそうに手を下ろした。
「……く……夜…………。
「え?」
「聞いてなかったの?……この問題。この問題を解きなさい」
「はい、正解です。ちゃんと理解していますね」
「と~き……
「
「何でテストじゃ赤点ギリギリセーフなんだか」
――解ってて言うな
鋭い目線で伝えると、
二人を見届けた
その後、授業はたんたんと進み一講目が何も変わらずに終わった。
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