第15話 筋肉が謳われる
昔々あるところに、老婆ならぬ老ロバが一頭おりました。
ちなみにローバーでも御座いません。
このロバは筋トレに明け暮れるあまり、仕事を全く致しません。
筋トレ以外は寝るか食べるかだけでした。そこで付けられたあだ名は「クーネル」です。
ですがそんなクーネルは、ものの見事に捨てられます。
追放されても、ざまぁ出来る程のチート
脚力だけでは恋煩い患者を蹴る事しか出来ません。
そんなクーネルがトボトボ歩いていると、犬に会いました。この犬はただの白い犬です。
お腹が減っており、クーネルに絡んだのですが筋トレの魅力を延々と語られ仲間になりました。
次に猫に会いました。この猫、黄色い身体で、蓄電体質なネコでした。
蓄電体質と言ってもネズミではありませんので間違えてはいけません。話しの流れから仲間になりました。
最後に
一行が大きな街で楽団をしようと計画し向かった道中の事です。
1つの盗賊団が住む家を発見したのです。
当然、ただの動物なので、TUEEE系の
そこで、4匹は夜になってからクーネルの上に白い犬を乗せ、その上に蓄電体質の猫を乗せ、最後に
「ヒヒーワシャーケッコー」
突如として上がった奇声に因って盗賊団は逃げ出しました。4匹は
なので先ずはご馳走をお腹いっぱい食べました。
ですが、深夜になると逃げ出した盗賊団が帰って来たのです。盗賊団は家を囲むと窓を割って中に侵入しました。
先ずはクーネルが筋トレで鍛えた蹴りで盗賊団を弾き飛ばします。次に白い犬が噛みつきました。
最後に蓄電体質の猫が「かみなり」を使って応戦しました。
散々な目にあった盗賊団は散り散りに逃げていきました。
それからと言うもの、残った3匹は盗賊団が残したお宝を原資にフライドチキン屋を始めました。その店の屋号は名持ちの2人から取って付けました。
マスコットにはメガネをかけさせられた白い犬が採用されました。
その店は大繁盛し、クーネルは筋トレに励む時間が増えたコトで大変喜びましたとさ。
めでたしめでたし。
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