第4話 筋肉の炎症を筋肉痛と人は呼ぶ
今は昔、
野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。
名をば、さぬきの
その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。
あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。
それを見れば、三寸ばかりなる人、いと美しうてゐたり。
「かぐや」と名付けられた姫は、それはそれはすくすくと
そんな絶世の
ただその中で
「まっそーッ!ふんふんふんッ!どうじゃ!キレておろう?」
「まだまだ、麿の方がキレておるわッ!ふんふんまっそーーーッ!」
さぬきの
さぬきの
かぐやはなかなか決着の付かない様子に
「お可愛らしゅうこと」
その結果、その
キレていた筋肉は萎え、表情からは笑顔が失せ、
それから暫くの後、今度は
今度も立ちはだかったのは、さぬきの
白銀さんちの
そしてその時、かぐやは2人の
「二人とも………お可愛らしゅうこと」
そしてそれだけ言い残すと
めでたしめでたし。
かぐやに捨てられた2人は、捨てられたコトすら気付かなかった。
拠って食事をする事も忘れ、寝る事すらも忘れ、不眠不休で3日3晩の間お互いのポージングをお互いに見せ合っていた。
最後はお互いの筋肉を讃えあっていたが大事なコトを忘れていた。
「くっ、告白させなければ意味がないと言うのに……」
~Fin~
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