第4話 仕事多い=青春の方程式は違くね?
「すみません、このアンケート明日までに回しといてください(モブさん)」
「はい」
「明日の予定分かる奴いる?いないか…委員長ちょっくら職員室まで頼むわ(副担)」
「はい」
「今日提出の課題写させてくれ!!頼む!!(木村)」
「はい」
「これ皆に配っといてくれる?(担任)」
「はい」
「なぁ清水、お前好きな子いる?(作者)」
「はい…っておらんわ」
これが日常、もう疲れた…でも、おいら負けないよ。じゃなくてさ委員長って別名雑用係だったりする?副委員長は席替えの時中心になって騒ぐだけで普段は言っても仕事しないし…もうお家帰って温泉の素入れたお風呂でバタ足して泡風呂にして遊びたいッピ
いいかおまいら、こういう委員長がいたら助けてやるんだぞ。そうすればきっと仲良くなって気になる委員長のその子とあんなことやそんなことまで…分かった、俺がイメージで出たのが悪かった。だからブラウザバックを押そうとしてるその指を止めてくれ。
「配るの手伝いましょうか?(佐藤)」
そのお姿はまるで女神のようであった。否、女神であった PN.清水委員長
「あ、ありがどうございます女神様」
「いえ、とりあえず女神様呼びだけやめてもろて」
「やめてもろて…?」
「揚げ足取りみたいなことして楽しいの?」
「あ、いや、その…すまん」
「別にいいけど」
あっっっっっっっぶねぇぇぇぇええ!!ただでさえ腐女子キャラ疑われてんのにヲタクキャラまでばれたら高校生活が華やぐとは対極の生活になっちまうじゃんか。おま、高校のうちに恋愛できなかったらもう終わりだぞ??(個人の感想です)大学行ったら中身がどうとかじゃなくエ口いか工ロくないかでしか恋愛できずその先はもう己の焦りとの闘争が始まる。あたしゃ騙されないよ。まったくこの清水ってアホは喋るたびにボロでかけるから嫌いなんだよ
その清楚キャラがモテるかって?君のような勘のいいガキは嫌いだよ。友達はいるのかって?いるよ後で紹介してやろう。少ないだけで友達くらいいるのだよワトソン君
「佐藤さん、何ニマニマしてんの?」
「あたしが何想像しようとあたしの勝手」
「そういや今日例のゲーム機持ってきてくれた?」
「完っ全に忘れてた。ごめん」
「じゃあもう俺一人でクエストやるから」
彼はそう言って拗ねた表情でおもむろにゲーム機を取り出し、そのゲームならではの独創的で思わず世界に没入してしまうようなBGMを奏で始めた。
予定の確認を頼んでついさっき戻ってきた副担の隣で
佐藤さんは友達が少ない くりぃむ @under-tale
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。佐藤さんは友達が少ないの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます