第3話 お友達の定義
高校二年の忙しさは正直異常だと思うんよ、うん。俺の友達は生徒会いったり部活のキャプテンになったり応援団やったり彼女への初弁当は俺が作るんだと息巻いていたり。まぁ分からんでもないけど一年からの友達も大切にすべきだと思うんよ、うん。ということで友達作りを一からやり直す羽目になりました木村宏輝と書いてキムラコウキでございます。以後お見知りおきを
さて、新学年が始まった訳ですけども皆さんは恋愛とか興味ありますか?まぁあるよね、うん。え?もうパートナーいるって?
……うん
そっか、お前とは仲良くなれそうにねぇや。
それはそうとしてだ、ラブコメとかのカップルモノって同じクラスでの恋愛が多いと思わん?現実世界でそうもいかんのは十分分かってる。でも小説の世界なんだからいいじゃん…え?作者の都合が混ざってる?そこはほら、あれだよ。かくしん的めたも〇ふぉ~ぜ!ってやつだよ知らんけど
そんなことより俺は彼女が欲しいんだよ、分かるか?同じクラスのカワイ子ちゃんと授業中に手紙回したり職員室に重い荷物運ぶの手伝ったり夜遅くまで連絡とったりしてみたいじゃん、うん。そういう訳で狙い目は地味系女子だ。俺は中身が腐ってなきゃ誰でもいいんだよ(ただし美人に限る)
ほら、あそこの佐藤さんとか良さそうじゃね?いかにも文系女子!って感じするしいい子だろ。いや、いい子に違いない。陽キャっぽい…清水だっけかがさっきなんか叫んでたけど少し話したのかな?ま、俺には関係のない話だな。ちょいと行ってくるわ
はい、今さっき大きな声で楽天カードマンの同人誌書いてる冗談を大声で言われ高校生活詰みました佐藤ですが何か用ですか?ガチャピンとムックの同人誌は書かんってば。あ、爆死したのからかいに来たんじゃなさそうだな。つか誰だこいつ
「おはよう、佐藤さん(ファサッ)」
きしょくてワロタ。写真撮ったら黒歴史になりそうだったのに惜しいことをしたな。
「おはようございましゅ」
「あ、緊張してる?俺木村っての。悪い人じゃないから仲良くしてよw」
なるほど、陰キャなのに陽キャぶってる痛い奴か。把握。つか自分でいい人宣言する奴ってほんとにいるんだな、絶滅危惧種は保護せねば
「そうですね、悪い人じゃなさそうですね。(強引めのタチに玩具攻めされてフィニッシュになるキャラかな)」
あ、「」の中に発言入れちまった…ま、いっか(確信犯)←作者
「えと…佐藤さんってそういうのが好きなの?」
「ふぇ???」
「あ、ごめん…その、俺そういうの苦手でさ…じゃ、じゃね!」
明日休む。そう固く心に誓ったのであった。言い訳どうしよう…(第二話に戻る)
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