第13話

今日は1人でダンキに来ていた。

幸弥くんと一緒のときに着てた服はなんでか着る気にならなくて服を買いに来た。

朝から来たけどあんまいい服無いなぁ。

ダンキには結構服屋さんがあるけどもう3分の2は周った。


「す、すみません」

「むぅ、帰ったら私のことを甘やかしてください」

「分かり、ました」


遠くからそんな会話が聞こえた。

昔の私が変なことしなかったら幸弥くんとあんなふうにできたのかな?

そんな事を考えながらも服を見ていた。


「さっきの声幸弥くんに似てたなぁ」


覗いてもいいかな?

そんな思考が頭の中をよぎった。

覗いちゃってもいいよね。


「えっ幸弥くん?」


そこには幸弥くんと許嫁とかいうあの先輩の女がいた。

その後ろから幸弥くんの妹である彩佳ちゃんが出てきた。

そんな時私は猛烈な尿意に襲われた。

なんでこんな時に!

ここで漏らしてバレるのは恥ずかしい。

結局私はトイレに行くことにした。



◇◇◇



居ない。

どこ行ったの?


「すみません、さっきそこにいた3人組の人たちどっちに向かったか分かりますか?知り合いなんです」


店員さんにそう言うと少し私が嘘をついている疑ったが、渋々と言った感じで教えてくれた。

フードコートの方に向かったと聞いて私も向かった。


「どこ?幸弥くんどこにいるの?」


自然とそんな声が自分から漏れる。

しっかり服装までまで見てればよかった。

幸弥くんがカッコイイせいだよ。

あの時私は幸弥くんの顔に見惚れていた。

今はあのときの私を殴りたい気分。

早く見つけないと!


「須藤さんなにか探しものですか?」


幸弥くんを探していると後ろから声をかけられる。

この声は。


「琴葉先輩」


私は琴葉 雪華に見つかってしまった。

なんで!

私は幸弥くんを見つけなきゃいけないのに!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


あ〜あ浪香さん見つかっちゃった。

また修羅場ですね。


流れでハートとお星さまも来ないかなぁ

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