第6話

「幸弥くん、あーん」

「あーん」

「どう美味しい?」

「お、美味しいです」


なぜこんな事になった?

俺は今雪華さんにお弁当の中身をあーんされている。

別にそれは全然苦ではない。

でもなんでこの弁当作ったのが雪華さんじゃなくて拓也なんだよっ!


理由はちゃんとある。

が、しかしッ!

俺は雪華さんが作った弁当が食べたかった!

雪華さんが料理できないって事は聞いてたけれども、まさか弟の作った弁当だなんて、できればもしできれば作れないなりにでも頑張って作ったのを食べたかった!


「はぁなんでだよ」


どうしてもそう思ってしまうんだ。


「どうかしたの?」

「いえ、雪華さんがかわいいなと思いまして」

「そう?ふふっ」


こんな笑顔を見せられたら文句の1つも言えないじゃないか。



◇◇◇



今日私は愛する幸弥くんがいるこの高校に転校してきた。

拓也はまだ幸弥くんに言ってないらしい。

もしかしてサプライズのチャンス?!

そう思い私は昼休みになった今幸弥くんのいる教室へと向かった。


んだけど幸也くんが女の子と話してる。

相手はもちろんわかってる。

須藤 浪香、幸弥くんの元カノで振られた今もまだ幸弥くんに恋をしている存在。


「え、い、嫌、前みたいに浪香って呼んでよ!なんで………」


そんな声が聞こえた。

話の内容をしっかりと聞く。


「断る。俺は須藤さんとよりを戻す気はないし、そもそも俺には結婚を前提に付き合ってる許嫁ができたからな」

「嘘っ!証拠がないでしょ!?」


その言葉は一番言っちゃいけない言葉だった。

何故か私と幸弥くんの関係を否定されたような気がして私は無言教室に入る。

そして「じゃあ雪華さんに電話して証拠を」なんていう幸弥くんの言葉を遮るように「その必要は無いわよ、幸弥くん」といって彼の唇キスをした。


暖かくて気持ちいい。

そんな感覚に浸りながらも私は須藤さんに向かって軽くドヤ顔をする。


「ちょ、ちょっとあなた誰!?私の幸弥くんにいきなりキスして!」


そしたら彼女がそんな事を言ったから、


「あら?いつから幸弥くんはあなたのものになったのかしら?幸弥くんは誰のものでもないそうでしょ?幸弥くん」


私はこう言った。

すると幸弥くんは


「いえ、僕は雪華さんのものですよ」


そんな事を言ってくれた。


もうほんとに大好き

離さないから


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ちょっと今回語彙力が……………もっと頑張らなければ



フォロー50人突破ありがとうございます!!

この調子でどんどんやってくぞ!!


あ、お星さまとハートくださいな

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る