第41話・・・いいんだけどね。


 翌朝、宿を引き上げ冒険者ギルドへ。


 いちいち報告しなくてもよさそうだけど、夜落ち着いてから〈箱庭〉にアルファさんに会いに行ったよ。ほんの数分、話をしただけだけど。

 できれば風呂入ってゆっくりしたかったけど、くだんの冒険者グループが2次会とか言って遠慮なく突撃してきそうな空気出してたからなあ。


 陽キャグループの遠慮の無さとか不躾ぶしつけな距離感ってなんなんだろう。

 園児というか犬というか、休みなしでずーっと近すぎると疲れるんだよ。

 なんだよ「うぇぇえ~~い!」って。勘弁してくれ。




 食堂で合流していっしょに朝食もらって、そのまま冒険者ギルドまでご一緒す連行される。


 まだ朝の掲示板依頼争奪戦の熱気が収まらない時間、依頼受注と関係ない用事で結構並ぶ。

 これで査定が終わってないただの無駄足だったら笑うしかない。


 受付で要件を伝えると別室に案内された。

 ほとんど待たされることもなく職員がひとり入ってくる。



「この度は指名手配の賞金首を含め、街道を騒がせていた盗賊団を捕縛していただいてありがとうございます。」


 職員さんが冒険者リーダー(多分)の手を握って熱烈に上下シェイクしている。



「今回の報奨金、賞金首サジマジが金貨10枚、捕縛した3名が一人大銀貨2枚、遺体銀貨1枚が3体ですね」



 彼らの人生がどんな風に転がり落ちたのかは分からないが、その末路が銀貨1枚1,000円、オークの魔石並というのは悲しいな。




「じゃあ金貨と大銀貨は彼に。

 銀貨はこちらに。搬送料はどうします?」


「自分たまたま居合わせただけなので全額折半でいいですよ」



 一度譲歩してみたら、折半どころか頭割りになってしまった。

 4人+俺で5等分、金貨2枚大銀貨1枚。いいんだけどね。



・・・いいんだけどね。

 なんかもやっとする。久々に『D級ポーター』の舐められプレイ。



――――――――――――――――

ちょっと文章量減らして毎日更新にしてみようかと。


今、頭の中で3ステップぐらいが1話分の感じですが、3ステップで綺麗にまとまらないというか文字数・文章量に囚われすぎてだらだらと長くなるのがすごく気になってる感じ。


3ステップ3,000字で週2なら1ステップ1,000字毎に切って更新していくほうがいい?

あまりに短いとかストックに余裕ありそうなら1日2回以上の更新あるかも。


文字数はサイトにあげるまでわからないのが難点。

会話が多いと行数の割に全然書いてないとかでたまにびっくりする。

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