第53話 掃除をします

俺は掃除をしていく。

まずは……………………紙を捨てていく。ゴミ箱に入れたが、入らない。

ので、破っていく。

「多すぎるだろ……」

一体何がこんなに。

「えーと」

次にボトルも捨てていく。

「空だ………」

捨てていくと、物が減っていく。

なんか、すっごく物がなくなると…

楽しい………なんだこれ

「ふふ……………捨ててきたぞ……は、はは」

長い髪がある。

「髪か?」

俺は髪にふれる。

「さわらないで……………です」

「え」

そこには長い髪の少女がいた。

「うわああああああ!!!!」

少女はふるえる。

「はぬぬ………誰です」

「あ、俺はユウタ。よろしく…て誰だ!?」

「…………ルーちゃんどこ…です?」

「ルーちゃん?」

「ルーちゃんは優しいです。私はルーちゃん好きです」

ルーちゃん?だれだ?

そこへルヴァイルが来る。

「あ。ソナタ。そこにいたの?」

「ルーちゃん…………何日ぶりです」

「いいけど、この部屋綺麗になったわね。ありがと。ユウタ。といってもまだ足りないけどねえ?」

ソナタと呼ばれた少女は、俺の服を握る。

「ユウタ………私ね……部屋につく物なの。よろしくです」

「あ、ああ。ソナタだな」

「うん……この部屋ね……」

俺は他の物を捨てていく。

「あのね………片付けるとツボ出てくるの」

俺はガシャンツボを割る。

俺は体が震える。

また、

「あ………………」

「あ………………………………」

ルヴァイルは笑う。

「あら、また一つね」

「あ、あの!……すみませ!」

「次に何してもらおうかしら。うーん。お風呂掃除もね」

増えた……………

ソナタは俺の後ろで言う。

「させすぎ…………です。ルーちゃん」

「いいのよ。丁度よかったわ」

俺は地面に手をつく。

ソナタは俺の頭を撫でる。

「大丈夫………です?」

「いや、大丈夫じゃない………………」

俺はけど、ソナタに頭を撫でられていた。

焦ってるのに撫でられることには…うれしい!……て、んなこと考えてる場合じゃないのに!

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