第52話 ルヴァイルと会います

彼女に会いに行かないといけない。

「ルヴァイルさん……か。会いたくない………」

壺のことで何か言われるに決まってる。

そこへ誰か来る。

ルヴァイルだ。

黒髪ポニーテール。

しっかりとした顔立ちの女性。

俺は隠れる。

「壺を壊したからね。してもらうことがあるわ」

「してもらうこと?」

「そう!部屋を片付けてほしいのよ」

「え、部屋?」

「ほら行くわよ」

女神の家。

高級。俺はまぶしい。

「あ、あの俺」

「ほら、来る!」

そこはごちゃごちゃとした部屋。

「この部屋の片付けをしてもらうわ!」

「片付け……!?こんなゴチャゴチャを!?」


俺は片付けを始める。

「片付けか…てか散らかりすぎ……というか、」

俺は声をかける。

「ルヴァイル。あの、書類とかそういうの俺がさわっても大丈夫なものか?」

「そこにあるのは全部いらないもの!」

「なら自分で捨てろよ!」

「えー。誰かに捨ててもらうからいいの」

「何言ってるんだ…」

「さあ!お願い!」

俺はとにかく捨てていく。

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