第48話 気づいてしまいました
エガオは行ってしまうと、ラララは悔しそうにしている。
「もう、か、かわいくないんだからっ!でも私だって笑顔かわいいはずなんだから!ねっユウタ!」
「え…………と」
「何よその顔!」
俺は気づいたのだが、俺のまわりにあっちの現実世界にある甘々癒される小説の甘やかしてくれる女子がいない……?
あれ………………
はっ!
俺の趣味は…………
俺は本気で言う。
「ラララ………頼みがある」
「な、何?」
「俺を…………少しでいいから踏みつけてくれ!」
「ふみつける……?」
ラララはキョトンとする。
「ふ、ふみつけないわよ!そんな趣味ないわよ!」
俺は気づく。
多分……
そうだ……
「俺は踏みつけられたいんだ!頼む!俺を踏んでくれ!足で!」
ラララは俺をとても冷え込んだ目で見る。
「それだ!それなんだ!!!」
ラララは、更に冷たい目をする。
「うっさーい!離れて!」
と、ラララに突き飛ばされる。
あ、それもいい。
「………………ああ……。いい!いいよ!ああ!それなんだ!そうだ!それだ!」
ラララは冷たい目を続ける。
「な、何なのよ!あんたは!もう!」
………………
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