第47話 笑顔の魔王とラララです
ラララは、俺の所へ走ってくる。
おー。走ってきた。
「ラララ。クエスト終わったのか?」
「終わったわ!ユウタ。ふふっ。結構お金になったんだからね」
「すごいな!ラララ!」
ラララは顔を赤くする。
「べ、別に!そんなに……ほ、ほめられることじゃ………ないんだからっ!」
なぜ赤くなる。
ラララは、手をワタワタと動かす。
「つ、次は一緒にクエストするわよ!」
「あ、ああ」
そこへ、頭に黒の角。
紫の髪のチビッコ少女が現れる。
「にこっ。私の笑顔はかわいいなんの」
にこっとしたエガオがやって来た。
「かわいいなんの!」
ラララはピキリとする。
「かわいい?小さいからって全て許されると思ったらだめなんだからねっ」
「私はかわいいなんの。ねっ。ユウタ」
俺に話振られる。
ラララは俺をなぜか睨まれる。
「…かわいいぞ」
ラララは俺の襟元を掴む。
俺は振られる。
「か、かわいいですって!?ユウタ!この子誰!?」
「え、エガオっていって、魔王って」
ラララは後ろへ下がる。
「笑顔の魔王!?そ、そんな……まさか会えるなんて!」
「有名か?」
ラララは目を開く。
「あわわ…!し、知らないの………!?で、でも小さいからって全て許されると思わないでね!」
エガオはクルクルする。
「笑顔はかわいさなの」
俺はこの二人……なんか、合うんだかあわないからわからな……………
ラララはエガオの頭を撫でている。
「で、でもかわ……いいなんて思ってないから!思ってないんだからね!」
言いながら撫でてる!?
エガオはニコッとする。
「かわいいなんのー」
あ、仲良さそうだ……この二人
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