第43話 ラララとのクエストです

ラララはというと、ランクの高いクエストを選ぶ所がある。

ので、ランク4の『風を捕まえる』

何それ!?

ラララはというと、荒野で虫取り網を持ち、バッと振る。

え!?

ラララはそうしてニコッとする。

「風を捕まえたわ。華麗にね」

風を捕まえてかっこいい顔してる………。

次も虫取り網を振る。

俺も虫取り網を持つ。

が、風とはどうやって捕まえるのか……うむむ。

俺は、ヒュウウと流れる風を追ってみる。

はい、石につまづく

「うわお!」

俺って何か……

ラララは笑う。

「大丈夫?ユウタ。あははっ。良い転び方。ケガない?」

俺へラララは手を出してくる。

俺は、手はつかまない。

一人で立てる。

「ケガなんてねーよ。俺がケガなんかするか」

「もう!そこは素直になりなさい。ケガなんてしてたら………心配…なんだから…!て、違うの!あんたがいないと……私一人だし!それだけなんだからね!」

俺は何となく笑っておく。

「ケガしてねーぞ。大丈夫だ。その、心配してくれてありがとな」

ラララは顔が赤くなる。

網を振り回す。

「別に!心配なんてしてないから!も、もう……」

で、風は飛んでいった。

俺は言う。

「ラララ、風……」

ラララは、あわてる。

「な、ななな!待ちなさい!待ってええええ」

走って行ってしまう。

俺は一人風へと網を振る。

風……つかまらな……難しい…

だが、俺は走りだす。

網を持って。

「なんで捕まらないんだ……………」

俺はけど走る。

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