異世界へ来たようです

第41話 集合…したようです

キリンに助けられ、俺はレベル上げへ向かう。

キリンへとお礼を言う。

「悔しいけど………めちゃくちゃ悔しいけど………」

言いたくねえ……

「助けてくれて…………あ、あ、あり……」

自分で自分も守れねえ俺は……くやしい……

けど。

「ありがとな！キリン」

お礼言えた……………

キリンはニコッとすると俺の頭を撫でてくる。

「よかったよかったー。じゃあね。ユウター」

キリンは行ってしまった。

とりあえず、俺も行く。

レベル上げというと、俺はよくモンスター育成ゲームと、ハンターゲームをしていたなと思い出す。

どちらもレベルを上げることが、とても大切であった。

今ごろだが、特にモンスター育成ゲーム……クリアまで五日かかった……

ストーリーが面白いから進めたくて進めたくて、レベルが足りなくて……ボスが倒せないとかもよくあったな……。

やっぱレベル上げ大事……

ハンターゲームなんて、モンスター強すぎて……武器の育成の仕方よくわからなくて……進まないし！

……と、思い出しつつ、ここに狂暴モンスターはあんまりいないからか……レベルそんなに上がらないな……でも

「ユウター」

荒野にいたら前にあったペンギンがやってきた。

あ、石がいる。イシコだ。

「あんた、ちゃんと下見てる？」

熊に似たモンスターまで来た。

「ハチミツは渡さないからあ！」

モンスター何か来た？何全員じゃないけど集合？

てか、ペンギンは膝に座ってくるし、イシコは話しかけてくるし。

熊モンスターは、攻撃してこないけど………

怖いし

でも………モンスターは悪いものばかりじゃないらしい………。

俺はペンギンの頭を撫でる。

「何しに来たんだ？」

「んー？何か集合空気だからー」

イシコも言う。

「べ、別に来たくて来たんじゃないからね！」

熊モンスターも言う。

「ハチミツを狙うと聞いたから！」

「狙ってねーし！」

………………………まあ、でも…みんな攻撃してこないし、いっか