第33話 ラララが来ました
ラララを屋敷へと泊まるためにはミラへ先に会わせることが大切。
勝手なことは、できない。
ミラはというと。
「分かりました。けれど。ラララさん。あなたからは泊まるためのお金を頂きます!」
ラララはミラを見るなり、抱きつく。
「女神ミラ様なのね!あの苦労女神とウワサの…あ、かわいい………ああ…神秘!かわいい!」
ミラは困り顔をする。
「何をするのですか?はなれ…」
「ミラ様ー。お泊まりさせて頂くわ…ありがとうございます………」
ミラ、モテモテ?苦労女神?
_____________
それから何で俺の部屋にラララがいる!?
「部屋他にもあるだろ!?」
「私はここがいいの!一人で部屋なんて嫌だー」
「俺が困る!」
「いいでしょ…………一人でいるの………やなの……」
俺はベッドの上でゴロゴロする。
「やめろおおおお!何かドキドキするからあ!やめろおおおお!」
ラララはキョロキョロする。
「うるさいわね。いつもそ……」
キリンが現れる。
「やあ!君はだーれ?」
ラララは、キリンを抱きしめる。
「かわいいー!モフモフー!かわいいいいい!私ぬいぐるみ大好き!」
「ユウター。クルシーイ」
「おい、ラララ。ぬいぐるみでも、苦しいってよ」
ラララはキリンと話してる。
俺はというと。
「お前どこで寝るんだよ?」
「ベッドの端っこ」
「いや、俺が床で寝るから」
「ほんと!ユウタ優しい!」
俺はもう床で寝てしまう。
ラララは、「あ…………私が床寝る!」
俺の服を握る。
にぎるな!
「私が床で寝るから!」
「うっさい!寝ろ!」
そこから言い合い。
「私!床で寝る!」
「俺は床がいいんだ!」
「だめ!私が!」
「俺を寝させろ!」
そこへ、スパンと扉が開く。
ミラだ。
「静かに寝なさい!」
俺は答える。
「悪い…………」
ラララも答える。
「ごめんなさい………」
ミラは、は!とする。
「ラララさん。部屋こっちですよ?」
ラララは答える。
「一人は嫌で………」
ミラは考えてる顔をして、部屋へと入る前に。
「お邪魔します。ユウタさん。私もここで寝ます」
「何でだよ!?」
ミラは床で眠る。
「一応です。それに…一人は嫌なら三人です」
俺はなぜか女の子が二人も部屋にいるというドキドキな状態となった。
心臓ドキドキ…………………
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