第8話

 それから、家主は死んだなめくじくんを庭に埋葬した。


 家主はしばらく手を合わせると、庭の花を摘んで墓に添える。


「“ちび”、次も生まれ変わって、きっとここに戻ってくるんだよ……」













☆★☆


 月日が経過して、家主の娘が実家に帰ってきた時、家主のそばにはすずめが寄り添っていたとか、いなかったとか。

















 おしまい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

なめくじくんの冒険 こと。 @sirokikoto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説