第11話 夢で魔族と
先生はどれだけ誘惑しても私に堕ちてくれない。
今日も先生がやってくる日だったけど進展はなかった……
それにこの前は先生の夢の中に入ろうとしたらナニカに邪魔された。
大体こんな事をするのは天使族だ。
だからそろそろ、わからせちゃってもいいよね♡
今日はあらかじめ先生の飲み物に遅行性の睡眠薬混ぜたし、夢の中で意識を残したまんまわからせちゃう♡
さあ、せーんせ♡覚悟しておいて下さいね♡
さっそく先生の夢の中にお邪魔して先生の意識を呼び出す。
先生はここが何処だか分からずに戸惑ってる♡よわよわ人間かわいい♡
私が先生の目の前に姿を現すと先生は驚いた表情を浮かべる。
ふふふ、その顔いただき♡ でも先生はすぐに警戒心を露にする。
さすが先生♡ でも大丈夫だよ♡すぐにそんな事考えられなくしちゃうんだから♡ 私は先生を抱きしめると、先生は驚きのあまり固まってしまった。
抵抗されないうちに私は先生にキスをする。
先生の唇は甘くて蕩けるようだ。
私は何度も口づけを交わす。
先生の息遣いが激しくなり、体温も上昇していくのを感じる。
ふふっ♡先生ったら興奮してくれてるんだね。嬉しい。
もっと私を刻み付けてあげなくちゃ♡
まずは先生の顔を私の胸で挟んであげる♡
先生の顔が柔らかいおっぱいに包まれて幸せそうだ♡ このまま先生を天国に連れて行ってあげたいところだけど、まだまだこれから♡
そして次は先生の顔を少し持ち上げて耳に舌を挿入して舐めてあげる♡
勿論体に胸を押し付けるのもわすれない♡
先生の体がビクビク震えているのが伝わってくる。
先生気持ち良すぎて声が漏れ出てしまっている。
私は先生の耳元で囁く。
先生の体がピクリと震えた。
ふふふ、可愛いなぁ。
私は先生を抱き寄せると、そのまま作り出したベッドに押し倒す。
そして馬乗りになり、両手を押さえつける。
これでもう逃げられないね。
先生は恐怖で怯えきっているみたい。
ふふ、可愛いなぁ。食べちゃいたいな。
私は先生の首筋をペロッとひとなめする。
先生、ビクッって反応してかわいい♡ もっといじめたくなってきちゃう♡ 私は先生を抱きしめながら、今度は首筋を甘噛みする。
先生は必死に耐えようとしているみたい。
でも、体は正直に反応している。だって私の太腿には固いものが当たっていたから。
先生、私の太腿で感じてくれてるんだ。嬉しいな。
先生は恥ずかしいのか顔を真っ赤にしている。
「ねえ、先生。私の事好きって言って?」
「え、それは……」
先生は言葉に詰まってしまう。
先生が答えられるように私は待っていてあげる。
先生はしばらく悩んだ後、意を決したかのように言った。
「ごめんなさい。君の事は生徒としてしか見れません」
先生の言葉を聞いて私は呆然とする。
どうして?先生が好きでいつもアピールしてたのに。
どうして?先生に意識して貰えるように夢の中で愛し合ったのに。
どうして?先生に良い子だって思ってもらいたくて現実ではずっと我慢してたのに。
どうして?先生が他の女と歩いてただけで嫉妬して狂ってしまいそうになるほど先生の事が好きなのに。
なんで、私じゃダメなの? 私は感情が爆発しそうになって思わず叫んでしまう。
先生が私を拒絶した。
私を受け入れてくれると思っていたのに。
「エレナちゃん落ち着いて!」
先生が何か言っているけど聞こえない。
頭がぐちゃぐちゃになっている。
私は先生の言うことを無視して、力ずくで押し倒そうとする。
しかし、先生は抵抗してくる。
「エレナちゃんごめんね!」
先生に抱きしめられ頭を撫でられる。
先生に優しくされると、だんだんと冷静さを取り戻してきた。
そして、自分がとんでもない事をしてしまった事に気がつく。
どうしよう。嫌われてしまったかもしれない。
怖くて顔を見ることが出来ない。
「エレナちゃん大丈夫だよ。僕は君を嫌ったりしないよ。だから泣かないで。ね?」
先生は私に優しい言葉を掛ける。
本当に嫌っていないんだろうか。
恐る恐る先生の顔を見ると、先生は私に微笑みかけてくれた。
ああ、良かった。まだ先生は私を見捨てていない。
安心したら涙が出てきた。
先生は私が泣き止むまでずっと背中をさすってくれていた。
しばらくしてようやく落ち着くことが出来た。
先生はずっと私の傍から離れなかった。
先生は私が落ち着いたのを確認すると、また話し始めた。
「あのね、エレナちゃん。僕がエレナちゃんの事嫌いになるなんて絶対に無いから。それだけは信じて欲しいな。」
先生は真剣な表情で言う。
先生は嘘をついていなかった。
それが分かっただけでも私は救われる。
先生は続ける。
「それに、エレナちゃんはまだ子供だから、まだそういう対象として見れないんだ。でも、いつか必ず大人になった時に後悔しないようにして欲しいんだ。だから焦らずにゆっくり自分のペースで進んでいこうよ。」
先生の優しさに私は心打たれてしまう。
やっぱり私は先生のことが好きだ。
例えこの恋が実らないとしても私は先生を想い続けることをやめないだろう。
先生は私が落ち着くのを待ってくれた。
そして先生は私にある提案をしてきた。
「エレナちゃん、今度二人でどこか遊びに行こうか。折角の夏休みなんだし」
先生は照れくさそうに言った。
「でも……いいの?勝手に夢の中に入ってこんなことまでしたのに……」
私は不安だった。
先生に拒絶されたら立ち直れないだろう。
先生は笑顔を浮かべると、私の頭に手を置いた。
「勿論!だってこうやって心の底から話あったんだから、もっと仲良くなりたいって思うでしょ?」
先生が嬉しそうな顔をしている。
そんな先生を見て、私は胸が高鳴った。
ああ、もう、好き♡ 私は幸せを噛み締めながら、先生の提案を受け入れた。
先生と一緒にお出かけが出来るのだ。楽しみだなぁ。
それから私たちは色々と話し合いをした。
主に今後の予定について。
先生は来週までに私とのデートプランを考えておくと言ってくれている。
私はその言葉を信じて待つことにした。
先生は最後に私の頭をなでてくれた。
私は夢のような時間を過ごすことが出来て満足した。
別れ際に先生にもう一度謝って私は夢から出る。
現実世界に戻った私は、そのままベッドに倒れ込んだ。
そして先生のことを想う。
先生、心の底から大好きです♡ ここまで惚れさせた責任とってくださいね♡
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