第6話 魔族の子視点


私は今とても機嫌が良い。

理由は単純。今日は先生に会えるからだ。


先生はとても優しい人で私の事を気遣ってくれる。

それに私のことを大切に思っているみたいだった。

私が抱きつくと嫌がりながらも優しく受け止めてくれる。

先生の匂いを嗅ぐと落ち着くことができる。

先生の顔を見るとドキドキする。

最近は我慢が出来なくて、先生の夢によくお邪魔している。

夢の中だと先生と現実ではしてくれないような事も出来てすごく嬉しいのだ。

先生が欲しい。先生にめちゃくちゃにされたい。

そんな欲望ばかり膨らんでいく。

先生のことを考えるだけで胸の奥がキュンとなる。

早く先生に会いたいなぁ……♡



先生がやっと来て、私を見るなり、少しだけ顔を赤くする先生。

夢の中の出来事をまだ覚えてるのかな?

私もちょっと恥ずかしいけど、先生はもっと恥ずかしいんだろうなぁ。


「こんにちは」


「こ、こんにちは」


やっぱり先生は可愛い反応してくれる。

夢の中の先生も可愛いけど、やっぱり現実の先生の方が好きだ。

でも、先生はなかなか誘惑に負けてくれない。

だから、私決めたんだ。

淫魔の力も使って先生を落とそうと。

だって、先生のことが好きなのだから。

だから覚悟していてくださいね♡


さっそく勉強しながら機会を伺ってると、胸をチラ見しながらどこか上の空の先生。

淫夢の効果が出てるのかな♡


「せんせ……大丈夫ですか?」


「あぁ、ごめん。少し考え事をしていてね」


「もう……ちゃんとお話を聞いてくれなきゃダメですよ?」


「ごめんね」


「まぁいいですよ。それより先生。この問題解けたらちょっとしたご褒美をくださいよ♪」


「いいけど、何をして欲しいのかな?」


「それは内緒です。でも凄く気持ちよくなれること間違いなしなので期待してくださいね♡」


先生におねだりし直ぐに問題を解く。

そして先生が身構える前にキスをする。


「えへへ、ご褒美もらいました♡」


先生が動揺する姿を眺めて楽しむ。

動揺してる隙に先生に密着して体を擦り付けると、また慌てていた。

慌ててる先生も可愛くて好き♡

先生にもっとアピールするべく、問題を解くたびにおねだりする。

その度に先生は困った顔をしながら要求に応えてくれた。

こんな感じで誘惑を繰り返しているうちに、先生も興奮してきてるみたい♡


「先生……どうしたんですか?顔赤いですよ?」


「い、いや、なんでもないよ……」


「本当ですか?体調悪いなら無理しないでくださいね」


「ありがとう。心配してくれて嬉しいよ」


「いえ、私は先生の事が大好きですから、先生には元気で居てもらいたいんですよ♡」


大好きと言った瞬間明らかに動揺して固まる先生。

淫夢の影響がまだ残ってるのかな……


「せーんせ♡またボーッとしちゃってどうしたんですか?」


「あっ……ごめん。少し疲れてるのかも……」


「ふぅ〜ん……そうなんですねぇ〜じゃあそろそろ休憩にしませんか?」


飲み物を用意して油断してる先生に抱き着く。

抱き着くと先生の匂いも堪能できて幸せだ。

それに淫夢の影響が残ってるうちに一杯アピールしないと♡

「うわっ!急に抱きつかないでよ!」


「えへへ、先生の匂い落ち着くんですもん。良い匂い……大好きです」


「まったく……君は……」


素直に先生にアピールすると照れているのが丸わかりで可愛い♡

このまま押し切ってしまおうと思い、さらに攻め立てる。

胸をもっと押し付けてみる。

すると先生はさらに慌て始めた。


「先生、もしかして私に惚れましたか?」


「そんなわけないよ」


「嘘つき……だってさっきまで私に見とれた目をしていたじゃないですか♡」


「見とれてなんかいないよ」


「本当にそうですかぁ?私が誘惑するといつも胸とかお尻見てますよね?気づいてないとでも思ってるんですか?」


そう言うと先生は黙ってしまった。

やっぱり図星だったみたいだ。

やっぱり先生はエッチだ。

だから私が先生を満足させてあげないといけない。

先生が望むこと全部してあげるんだ。

でも先生は中々誘惑に落ちてくれない。

一体どうしたらいいんだろう。


「まあ、仕方ないことかもしれませんけどね。先生、スタイルの良い女性が好みみたいだし」


「べ、別にそんなことは……」


「はいはい。わかりましたよ。先生が認めてくれるまではこれから毎日こうしてアピールしますから覚悟しておいてくださいね♪」


「勘弁してくれ……」


「まぁ、先生が認めるまでずっと続けていくつもりなので、頑張ってくださいね♪それとも先生は私みたいな可愛くておっぱいの大きな子とイチャイチャできて嬉しくないんですか?」


「そりゃ嬉しいけど……でも君はまだ子供じゃないか」


「もう、またそういうこと言う……先生のバカ」


先生に子供と言われイラつきを覚える。

夢の中ではあんなに愛し合ってるのに。

もう今日の勉強の時間も残り少ないし、また夢の中で楽しもう。

何度も淫夢を見せればそれだけ記憶に残ってくれるだろうし♡

先生を強引に帰してさっそく準備する。


先生が寝るのをずっと待ってたらやっと寝たみたいなので早速お邪魔しちゃう。

夢の中だと先生も素直になるし、多少は操れちゃうから♡


早速、先生に抱き着く。

すると先生からも抱き返してくれて凄い幸せ♡


「ふふっ、せんせー大好きですよ♡」


そうして何度も先生に思いを告げる。

すると先生の方からキスをしてきてくれた。

だから私は先生にキスで応えて、先生を落とそうとする。

深くて濃いキスで♡

先生の舌が私の口の中を犯してくる。

凄く気持ちいい♡ そして先生がどんどん積極的になってくれる♡ 夢の中でもキスだけで気持ちよくなっちゃうなんて、先生はホント変態さんなんだなぁ♡

でも、先生に求められてると思うとすごく嬉しい♡もっと求めて欲しいな♡


「せんせー現実で出来なかったこといっぱいしましょうね♡」


そうして先生と体を貪りあう。

永遠に繋がっていたいけど、夢から醒めたらそこでお終い。

それに現実でも先生と愛し合いたいから、少しでも先生の記憶に残るように言う。


「私、待ってますから♡」

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