第28話 優斗と友達と友達同盟
そしてその晩、友達同盟の舞依ルームは昼の話題で盛り上がっていた。
これはその時のチャットの場面である。
ユリカ:舞依さん。昼間はカッコよかったデス。ユリカ、惚れ直しました!
まいっち:惚れ直さないで! 昼間は、マジ、あわあわだったんだから!
ヒナっち:でも舞依さん。お泊り会の特訓の成果、私もさすが舞依さんだと思いました
まいっち:日奈さんまで……。言われると昼の恐怖もよみがえってくるから言わないどいて……
ユリカ:舞依さんカッコイイですカッコイイですステキですエロいです
まいっち:だから! 言わないでって……最後のエロいってなに?怒
ユリカ:舞依さんはエロい。これ常識確定。舞依さんは正義で、正義はエロくて、エロいは正義なんです。だから舞依さんはエロい。確定
まいっち:ユリカの頭の中って、そんな事ばっかりなの? あきれるわ……
ユリカ:これでも自重してるんです。ユリカの頭の中では舞依さんとユリカはそりゃあもうすごいんです……(自粛)
まいっち:コレ、セクハラよね?
ユリカ:内心の自由は絶対的に保証されるんです。これ常識
トモダチ君☆:それくらいにしといてくれ、ユリカ。暴走気味だぞ
ユリカ:前から聞きたいって思ってたんだけど
トモダチ君☆:なんだ?
ユリカ:トモダチ君☆って、マジ、トモダチ君☆なの?
トモダチ君☆:意味不
ユリカ:だから、優斗って、マジ、友達同盟のトモダチ君☆なの?
ヒナっち:そこは私も聞きたい……かな?
トモダチ君☆:マジ
ユリカ:マジ?
トモダチ君☆:マジ
ヒナっち:そうなんだー
トモダチ君☆:でも友達同盟を作ったのは実質『相方』で。その『相方』とは今でも相互フォローしているけど三年間やり取りしてない
ヒナっち:そうなんだ
トモダチ君☆:色々あって、友達同盟の管理者ではあるが、その権限は使ってない。その意味で今は一般ユーザと大差ない
俺たちのにぎわしい夜は過ぎてゆく。
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