No.3
チュンチュンとスズメの鳴き声が聞こえる。......ん、起きよ。ベッドにむくりと上半身を起き上がらせてぐぐぐっと伸びる。今日はゲーム三昧だぁ!いぃぃいやっほおおぉぉお!!!......まぁ勉強と手伝いはしなきゃならないんだけどね。
さて、下に降りて朝ご飯食べようっと。着替えてパジャマを持ってから下に降りる。時刻は午前7時28分いつもよりも早いね!うん。ゲームしたいもんね!ふっふふ~♪今日はレベル上げだよねぇ。いやぁ、楽しみだなぁ。
下に降りるとお母さんが朝ご飯を作ってた。今日の朝ご飯はなんじゃろな?いつもお母さんの朝ご飯はお味噌汁にご飯と何か一品が常なんだよね。大体は卵焼きや鮭なんかが多いかな。まぁ朝からそんなにたくさん食べれるわけでは無いからね。でも私は味噌汁だけで食べれるんだよね。妹はご飯だけでも食べれるらしいけど私は無理!おかずが無いと食べれない。
「おはよ~」
「あら、早かったわね。おはよう。この時間に起きてきたと言うことは疲れて寝たのね?」
キッチンの方からお母さんが話しかけてくる。というかよく分かったね?私はお母さんがすごいと思うんですけど。
「何で分かったの?」
「お母さんも体験したことがあるからよ。なれなくてVR酔いをしたことがね」
「へぇ~」
「まぁ雪の事だから人には無い器官を試して酔ったというところかしらね?」
「ちょっと違うけど大体あってる」
コウモリだもんね。全部違うからね。こればかりは仕方ないと思ってはいるけどコウモリが弱すぎてねぇ。まずは慣れることが先決だよね。コウモリとしての基礎的な動きは出来てると思うんだけど応用はまだ無理だからそこからかな。
「はい朝ご飯」
「はーい。」
今日の朝は白ご飯に豆腐のお味噌汁、それにほうれん草のお浸しというラインナップだった。ふぅ~~~!!私ほうれん草のお浸し好きなんだよねぇ。醤油を少々とごま油をほんの少し垂らすと美味しい!くぅ~~!うっっまぁぁい.....ふぁぁあ、んまぁ。
「んんまぁ」
「よかった。ゲームをするのもほどほどにね?」
「ふぁい」
でもねぇ、私これからがっつりやろうと思っててね。あ、でも昼ご飯までには終わるけどね?そこまでに強くなれればいいんだけどどこまで出来るかなんてよく分からないしなぁ。とりあえず同族とかネズミとか蛇から地を吸ったり、魔法を撃って倒していくしか無いか。厳しいよなぁ。
パクパクとご飯を食べ終え、食器を流し台へとおいてお母さんが入れてくれた緑茶を啜る。やっぱり緑茶はいいねぇ。......はふぅ~この渋みがいいねぇ。私が緑茶でまったりとしているとリビングの扉が開き妹の夏花が起きてきた。夏花は眠そうに顔をこすりつつパジャマ姿のままリビングに入ってきた。
「あら、夏花部活は大丈夫なの?」
「ん.....平気、今日は休み......くぁ~ぁ」
「あら、そうなの。顔洗って座りなさいね。今持ってくるわ。」
「ふぁ~い......ん。ねむ」
洗面所までペタペタと歩いて行く妹見ながら私は2杯目のお茶を自分で注いで飲む。はぁ~~~落ち着くぅ。ずずずっと湯飲みでほっこりしていると妹が着替えて戻ってきた。
「おはよう、夏花」
「おはよ、お姉ちゃん。お姉ちゃんはこの後ゲーム?」
「うん。昨日の夜から開始だけど少しやって寝ちゃったからね。夏花は?」
「う~ん。日課をこなすくらいかな?」
「そっかぁ」
夏花も食事を取り始め、お母さんはソファーに座りテレビで有料動画サイトのアニメを見始めてた。ふむ、ブラッ〇ラグー〇かぁ。お母さんは大体これを見た後にヨルムンを見るんだよなぁ。うっし!私もゲームしようっと。
「ごちそうさま」
私は洗面所に行き、歯磨きをして自分の部屋へと入っていく。そしてベッドに寝転がり、バイザーをつけて、電脳世界へと入っていく。
ふっと意識が浮かぶ感じがして目を開ける。ん、やってきたな。このコウモリの姿だと一回ならさないと出られない気がするんだよなぁ。まぁ私が人で操作しようとしているのがコウモリという別種族というのが大きいんだろうけどね。私が体になれるためにパタパタと羽ばたいているとどこからかダイアさんがやってきた。
「おはようございます。アイスノンさん。ゲーム内17時36分です。」
「おはようございます。もう少ししたらでいいですか?」
「はい。大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます」
それから体感10分ほど練習して前回の感じを思い出し、不自由なく飛ぶことも出来るようになった。うんうんもう大丈夫。私とてただ体の感覚を取り戻すだけじゃなく、ダイアさんと少しお話ししてみたりした。
「それじゃあお願いします」
「はい。お気をつけて」
「はい!」
私はもう一度ふわっとした感覚に襲われ、周りの空気が変わったことを感じる。ロビーも洞窟風ではあるんだけどちょっと違う。目を開けて同族がたくさんいる事にそこはかとなく安心感を覚えたがまぁ、それはそれで私の糧となってもらおうじゃ無いか!!
私は飛び上がり天井に張り付いているやつに向かって牙を剥き出しのまま飛び出した。今回は趣向を変えて頭に噛みついてみた。そうすると『プチッ』という心地よい音と共にドロリと濃厚なイチゴ味のスムージーが流れてきて、すぐにポリゴンとなっていた。......これはいい!ただ味が濃すぎるね。
ふ~む、味が濃すぎるのをどうにか出来ればいい経験値稼ぎだね。......でもなぁ薄めるものって何かあるのかな?う~ん、味が濃かったのって血がたくさんたまっていたからかな?まぁ食べ過ぎると絶対に蜂蜜をなめた時みたいな喉に絡みつくような粘度な気がする。
コウモリらしく洞窟の天井にぶら下がる。案外酔わないというか違和感が無いように感じる。さて、どうやって倒していこうかなぁ。頭をプチッと食べるのも手ではあるんだけど濃すぎるのが問題なんだよね。なら違うところから吸えばいいだけの話ではあるんだけどそうすると時間がかかるんだよねぇ。
ふぅむ、どうしたものか。いっそ首元に噛みつけばいいのかな?でも対して変わらないとは思うんだよなぁ。でも試してみなきゃ分からないか。だとすると試すしかないよね?......だから目の前にいる同族よ!ぱくっとな!
首元に噛みつくと頭ほどでは無いけどドロリとしたメロン味の飲料が流れてくる。......んま。完全ランダムっぽいから狙った味を出すのは無理だろうけど美味しいのしかないからうれしいね。さて、ポリゴン化したんだけどこれは首を狙った方が良い感じだね。バット限定だろうけどもね。洞窟を出たら出たで戦い方を探さなければいけないのはたしかなんだけどね。
さて、探索も再開しなきゃね。まだ一階層も埋めれてないからね。頑張りましょうか!
パタパタと洞窟内と飛び回ること4時間。おそらく8割ほどを回り、そろそろ終わりが見え始めた。ようやくか終わりかぁ!!でもまだ一階なんだよねぇ。回っている最中に地上への出口も見つけたし、よい収穫でした。回っている最中も倒したからか私のレベルも上昇し、3になった。......レベル上がるのおっそ!
たくさん狩ってたと思うんだけどなぁ?かなぁり遅かったなぁ。時々魔法で狩ったりしたけど魔法より噛みつきのほうが楽だったからなぁ。何かあるのかね?そもそもバットの経験値が少ないというなら分かるかもしれないけどもね。さて、マップ埋めだよマップ埋め。何かボーナスがあるかもしれないじゃん?さぁがんばろー!
ようやく終わったぁ。はぁ~~、ここまで2時間かぁ。なんでこの2割がこんなに時間かかったのやら......。しかしまだまだレベルは上がらないなぁ。さって、次は二階層かな?下への階段は前回見つけてたからね。下に降りて戦いますか。今回は負けないようにしないとね。もし負けたらレベル上げに励みますかね。
下の階へと降りるとやはりまだバットが多く、ハイバットが少ないが圧倒的存在感!バットと比べ体が大きく、強そう。というか強いのは当たり前。さて、大物相手の前に景気付けで血液パックを飲もうっと。まずはB1とB2をつなぐ下り坂にあったセーフティに入ってっと。......何がいいかなぁ。......気分でハイドホークにしようっと。ハイドホークの血液パックを取り出してっと。
ハイドホークの血って黒なんだね。どんな味なんだろ?あそれパクッとな!......ん、これは小豆味?悪くは無いけど微妙。こしあんっぽく粘度があるのかと思ったけどそんなことなくさらっとしているからなんか違和感がねぇ?ふ~む、はずれ!美味しい果物を啜るため頑張ろう!
飲みきった血液パックはポリゴンとして消え、私の準備は万端になった。さぁ、やろうか!頭をつぶす作業だよ!
私は逆さまにぶら下がっているハイバットに向かって飛んでいく。そしてハイバットの側面から頭に向かって突撃!......ハイバットはかなり暴れたが私に損害は無く。あっさりとハイバットの頭を私の牙が貫き、無事にしょーーーり!!
『レベルが3上昇しレベル6になりました。』
あっさりとした戦いではあったけどこうするしか勝てる気がしなかったんだよねぇ。隠密からの急所への攻撃。いやぁレベルも上がったしうまうまだねぇ。しばらくはここで頑張るか。ここにもセーフティがあるからね。しばらくはここでマップ埋めとレベル上げだね。がんばろうーっ!
......とはいったものの噛みつく攻撃だけじゃ飽きるから風魔法を使って倒してみる。......いやいや、風を起こすだけなんだから攻撃できないじゃん?!......経験値稼ぎの溜めに使うか。そして振り出しに戻ると。......あ、洞窟で移動しやすかったのにさらにしやすくなった。はやく攻撃魔法がほしい......。
マップ埋めは順調に進んだけど洞窟内のネズミやムカデが邪魔をし始めてくる。なんとなく噛みたくないから体当たりで攻撃しているんだけど弱くない?もしかして普通の動物なのかな?......いやいや、どうなんだろ?私以外にも襲っているけど大体が返り討ちに遭ってるけどまれに勝ってるなぁ......やっぱりモンスターかね?
パタパタと飛んでいるけど疲れる気がしない。ありがたいけどどうしてだろ?風魔法の影響かな?知らんけどもね!魔法自体は1回かけ直してはいるんだけどね。いやぁ、この2階層広いなぁ。レベルも1上がって7になったし、鑑定の方もスキルレベルが1上がって2になったよ。うんうん、上がって相手のHPを確認できる王になったのが一番の収穫だね。そしてそのHPの少なさに私は驚きを隠せないよ......。私とおんなじじゃん。......ま、まぁ平等なのかな?プレイヤーとの差別化は?......え?ステータス?あ、はい。
さて、2階層を4割埋めたところでリアルの時間が10時23分かぁ。......結構やってると思ったんだけどゲーム内加速すげぇー。もっと遊べるけど風景が変わらなすぎる。ずっと岩肌しか見てない。いや、同族も見てるし、小動物とか虫も見てはいるけど見飽きた!なにか変化無いかなぁ。......またジャイアントキリングかなぁ。良いのいるかなぁ?
_______
ハイバット HP312 Lv7 状態:睡眠
_______
......睡眠中のこやつを狙うか、HP高いけど不意打ちすればなんとかならないかな?......やってみるか。さっきまで移動を優先させてたし、なんか喉も渇いてきた気がするし頭をガブッとやろうかな。濃厚なスムージーいただきます!頭に向かって突撃して、頭にガブッと噛みつく。抵抗されても離さない!そしてどろっとしたマンゴーのスムージーが流れてくる。HPを減っていくごとに抵抗が増えて翼を浸かって抵抗してくるが可動域が足りないため私を叩くことが出来ていない。そして抵抗が少なくなり、頭から落ちていく。ただし、それまでにポリゴンと化すので私は全力で羽ばたくことで地面との激突を免れることが出来る。
......マンゴーあんまり得意じゃ無いかも。濃厚すぎるのはメロンとかイチゴとかブルーベリーで大丈夫です。......レモンが来たら私、口を離す可能性が高いな?どうにかしないと......。『レベルが2上昇しました。現在のレベルは9です。【噛みつき】のスキルレベルが上昇し、2になりました。【吸血】のスキルレベルが上昇し、2になりました。』
おっと、スキルの方もレベルが上がったね。ふふふふまだまだレベル上げだー!風魔法の『ブリーズ』を使ってあと忘れてた索敵スキルを使ってと。うっわぁ、結構いるんだね。大体が目に見えるから分かってはいるんだけど小型の獣型モンスターが多いのかマップは真っ赤ですよ。そういえば私って対多数に有利になるようなものって持ってないような......それは皆一緒かな?
さて、まだ攻撃手段がかみつきしか無いから一体一体狩るしか無いか。もちろんこっちに攻撃を仕掛けてくる小型の獣型モンスターに気をつけるけどね?それでも同族から襲われることはないからかなり楽ではあるんだけどね。
結局のところ洞窟内って代わり映えの無い光景がずっと続くのが問題なわけで目的があってもなかなか厳しいんですよねぇ。気晴らしのために戦ってもパターンが固定されているからかあんまり刺激が無いし、ネンマリ化してくる。なにかいないかなぁ。
マップを埋めていると3階層への下り階段を発見してしまった。......まだ2割ほど残ってるんだけどなぁ。......でも下への楽しみは出来た!マンネリ解消できるかな?でもまずはこの階層のマップ埋めだよ。なにか分かるかもしれないもんね。......いつまでかかるんだろ?えっと今はリアル10時52分?!あれからゲーム内で6時間程度かぁ。......すごい集中力と言えば良いのか、まだ30分ほどしか経ってないことに驚けば良いのか......。ま、まぁ残り2割頑張ろう。
それから1時間程度であっさりと全部埋まってしまった。......う~む、どうもこう、固まってる気がするなぁ。私のマッピング方法が悪いのかな?う~ん、まいっか。そんなに効率を求めすぎても面白みが無いからね。さぁ!3階層にとびこめ~^^ワーイ
3階層へ進んだ私を待ち受けていたのは今までの洞窟とはちょっと違う洞窟だった。結局洞窟かよとは思ったけど洞窟は洞窟でも鍾乳洞みたいな感じかな?そして鑑定で分かるモンスターも変わった。あれだけいたバットがいなくなり、大体がハイバットになり、さらに体の大きなユニオンバットとポップされたのが1階層のハイバットのような感じで存在している。うへぇ、強そうだなぁ。見る限り私の二段階くらい上なんじゃ......。レベル上げますか!
飛んでいるやつは狙わずに洞窟の天井に止まっているのを狙う。まぁ当然だよね!飛んでいるのと戦うのは一階層で練習かな。でも今はレベルの方を上げたいから天井の都合が良いんだよね。さて3層か2層か......さっきは効率を求めすぎるのもどうかと思ったけどなんか早めにレベル上げしてある程度進化した方がいい気がしてきた。さて、ハイバットとその上位であるユニオンバットを頭を狙って狩りますか!上位種の経験値は旨すぎるからね!
しかしユニオンバットって名前に連合が使われているのに全然連合感が無いね。なんかもっとこう、たくさんいるのかと思ったけどそうじゃないんだね。ゲーム的な処理なのかな?まぁ楽できるに越したことは無いんだけどね。さてさて、どいつにしようかな?
_____
ハイバット HP381 Lv8 状態:休憩中
_____
_____
ユニオンバット HP3127 Lv2 状態:睡眠中
_____
_____
ハイバット HP1866 Lv19 状態:警戒中
_____
_____
ハイバット HP312 Lv3 状態:休憩中
_____
_____
ハイバット HP423 Lv10 状態:飛行警戒中
_____
_____
ユニオンバット HP2911 Lv1 状態:休憩中
_____
_____
ハイバット HP2011 Lv22 状態:追従中
_____
_____
ユニオンバット HP2471 Lv1 状態:戦闘中
_____
『鑑定のレベルが上昇しました。』と出るほど鑑定しまくって吟味した。ユニオンバットはどう考えても私には早い気がするからハイバットを狩ろうっと。休憩中のやつがちらほらといるからね。レベル高いやつでも頭を潰せば勝てるのか分からないから試すしかないよね。さてやりますか!手始めに3レベルのやつからかな。
まぁ今の時点でLv3程度のハイバットに負けるわけも無く余裕で倒し、レベルが1上昇してようやく10になった。やっぱりレベルの上がりが遅いんだけど?こういうものなのかな?どう考えても経験値を間違っているようにしか思えないんですけど?人外種と人間種では経験値が違うのかなぁ?
さて、次はどうしようかなぁ。レベル高いのはごろごろいるから相手には困らないんだけど頭つぶしでどこまで倒せるのかが分からないんだよねぇ。それに私の口も無尽蔵に開くわけじゃ無いからあまりに大きい頭は咥えるもの出来ないんだよね。噛みつきも噛めなきゃ出来ないもんね。さて、次は20レベルを超えてるのに挑戦してみようかな。
洞窟の天井で休んでいる個体を鑑定して襲いかかる。頭にガブリと噛みつく。そしていつものように暴れ回られる。それを頑張って噛み止まる。しかし今回はHPが多いのか時間がかかって私もダメージを受ける事になった。けど吸血も同時使用していたからかHPが回復していき、最終的にはHPは満タンのまま倒すことに成功したのだった。そして!
『レベルが8上昇しました。
現在18になりました。
レベルが進化レベルに到達しました。
噛みつきのレベルが2上昇して4になりました。
吸血のレベルが3上昇して5になりました。
風魔法のレベルが1上昇し2になりました。
風魔法のレベルが上昇したことにより新たに【ウィンドアロー】を習得しました。
飛行のレベルが1上昇し2になりました。』
うんうん!いいねいいね!たくさんのスキルがレベルアップしたしレベルが上がって進化できるようになったし!最高だね!ふふふ、セーフティエリアで進化しようっと!3階層のセーフティはまだ見つけてないからミニマップを頼りに2階層と3階層のつなぎ目にあるセーフティーまでブリーズを使いながら、(私の中では)速く飛んでいた。10分くらい飛んでセーフティエリアへと到着した。
さてさて、ステータスを開いてっと。
______
【アイスノン】種族:バット
性別:女 種族Lv18
HP:178/178
MP:41/63
STR:E→D
VIT:G
AGI:G/D→G/C
INT:F→E
DEX:H→G
LUK:F
スキル
・吸血 Lv5(種族スキル)
・飛行 Lv2(種族スキル)
・夜目 (種族スキル)
・逆立ち耐性 Lv1(種族スキル)
・噛みつき Lv4(種族スキル)
・HP自動回復 Lv1(種族スキル)
・超音波 Lv1(種族スキル)
・風魔法 Lv2『使用可能魔法:ブリーズ、ウィンドアロー』
・索敵 Lv1
・鑑定 Lv3
【進化可能:ハイバット、レッサーウィークヴァンパイア、ポイズンバット】
_______
HPとかMPって勝手に振られるんだね?まぁやってる感じはPS(プレイスキル)を優先させているような感じがするしこれでもいいのかな?ステータスの方も変化しているし、これが進化するとどうなるんだろ?そして進化先だよね何にしようかなぁ。まずは説明を見てみようっと
【ハイバット:バット種の正統進化。将来性は高いがまだ弱い。】
【レッサーウィークヴァンパイア:人型へと進化したバット種。しかし劣等種であり人型にしては弱い。バット種から進化が可能。】
【ポイズンバット:毒を使うバット種。毒を使うため物理面はさらに貧弱になり、顎の力も弱くなる。】
う~ん。少ないなぁ。ステータスのほうも表示されないからどれも未知なんだよなぁ。惹かれているのはヴァンパイアなんだけど今じゃ無くても大丈夫っぽいからなぁ。毒を使うポイズンも良いんだけど私の戦闘スタイルとは合わないから消去法でハイバットになるんだよね。
......よし、ハイバットになるか。一応天井にぶら下がってっと『逆立ち耐性が1上昇し2になりました。』今?!タイミング良すぎだよ。まぁいいけども。それじゃ改めてハイバットをポチッと
『バット種ハイバットへ進化しますか?進化時間3分。Y/N』
進化するのに時間がかかるんだ。まぁ3分ならいいかな。それじゃ『Y』をポチッとな!
『バット種ハイバットへと進化します。体の制御権を一時剥奪します。進化終了まで2:57』
私の視界は真っ暗になりなんか体に違和感があり、むずむずする。しかし動くことが出来ないのでただただ耐えるしか出来ない。むぅ~~これ人型に進化するとき滅茶苦茶時間かかるんじゃないの?でもそういうときはログアウトすれば良いのかな?というか私がヴァンパイアになるとき外見はどうなるんだろう?何も設定していないけど。
今後のこととかを考えていると3分は過ぎて『バット種ハイバットへ進化完了しました。体の制御権を返却します。』とインフォが出て目を開ける。一応ステータスの方を確認しておく。
______
【アイスノン】種族:ハイバット
性別:女 種族Lv1
HP:178/178→162/162
MP:41/63→66/66
STR:D→E
VIT:F
AGI:G/C→F/C
INT:E
DEX:G→H
LUK:F
スキル
・吸血 Lv5(種族スキル)
・飛行 Lv2(種族スキル)
・夜目 (種族スキル)
・逆立ち耐性 Lv1(種族スキル)
・噛みつき Lv4(種族スキル)
・HP自動回復 Lv1(種族スキル)
・超音波 Lv1(種族スキル)
・風魔法 Lv2『使用可能魔法:ブリーズ、ウィンドアロー』
・索敵 Lv1
・鑑定 Lv3
______
あれ~??なんかステータスが変わった?なんでか弱体化されているところもあるしでも強化も入ってるんだよね?よく分からないシステムだなぁ。う~む、レベル上がれば問題なくなるのかな?まぁやるしか無いけどさ。というかまたレベル1からなんだね......。まぁさすがに一旦休憩かな?リアルだと11を少し超えたくらいか。......まだそんなものなのかぁ。でも一旦休憩!疲れた。私はメニューを開きログアウトを選択した。セーフティだからすぐにロビーへと飛ばされた。
「お疲れ様でした。終了しますか?」
「はい。一旦休憩です。」
「分かりました。リハビリモードに変更しますね」
「はい」
ロビーにいたダイアさんが手元にタブレットを召喚して操作するとすぐにリハビリっぽい部屋に変わる。あれ?前回は部屋だったと思うんだけど変わったのかな?そして部屋が変わる時に私の体も現実準拠に変わる。今回はソファーに乗っかっていたんだけど、体が変化すると私はソファーで正座をしていた。そして視界が急激に変わった事により酔った。すぐに治ったけど。
「大丈夫ですか?」
「はい......もう大丈夫です。」
「これも何か対策が必要そうですね。運営の方に投げておきます。それでは動いてみてください。」
「はい。......立つの手伝ってもらっても良いですか?」
「分かりました。ゆっくり行きましょう」
それから10分ほど体を慣らして現実の方へと戻ってきた。いやぁ、最初はちょっと動くのが大変だったけどすぐに動くようになっていった。脳内で起こっていることだからすぐに反映されるのかな?と思ったけどどうなんだろ?ま、わかんないんですけどね!
一応こっちでもベッドの上でストレッチを行う。その後にバイザーを外して一息つく。はぁ~~~疲れた。連続してやろうと思ってたけど景色が代わり映えしなさすぎたなぁ。やっぱりどこかで外に出るしか無いかなぁ。でもまだレベル上げをしたいし、第4階層へ降りる場所を見つけたいもんね!あの洞窟は私の庭だもんね。
......そういえば動画を撮ろうとか思ってたけど全然出来てないやん。どうしようかなぁ。後ででいっか。まずは休憩だよ休憩。お昼まで休憩!それまで動画サイトを開いて他の人の動画でも見てみたいなぁっと。
動画サイトを開いて目についた動画をみるけど全部人間種で人外種が無いんですが?いやぁ、今は最初の平原とかでレベリングしているらしい。あ~街とかあるのかぁ。行ってみたいけどまだ無理かなぁ。速く意思疎通できるようになりたいなぁ。そうして私はお昼まで動画をあさっていたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます