二学期・後半
☆登場人物紹介(前章「二学期・前半」までの簡単な振り返り)
※人物紹介と簡単なエピソードの振り返りです。飛ばしていただいても、物語上問題ございません。
【主人公】
高校一年生。通称「さっちゃん」。
身長一五〇センチメートル弱と小柄で、少し猫背気味だったが、徐々に治ってきた。
背中に届く位の黒髪は、くせっ毛で所々が跳ねている。胸とお尻はぺたんこ。
小学生の時は、そばかすのことでイジメられていた。
中学生の時は、偽りの友だちから裏切られ、酷い侮蔑の言葉を吐かれた。
それらの言葉は頭に響く<声>となり、幸子を苦しめ続けている。
顔全体に色濃くそばかすがあるが、実は顔だけではなかった。
そばかすは、ほぼ全身を色濃く覆っている。
「私はバケモノだ」と涙した自分を駿は否定し、優しく抱き締めた。
駿たちの支えで、文化祭のライブでボーカルを担当することを決意した。
【幸子の家族】
幸子の母親。三十代後半。
黒髪をボブにしており、少しだけぽっちゃり気味。
美人ではないが、醸し出す優しげな雰囲気で可愛らしい印象。
幸子が部屋に閉じこもった時、相談できる人がおらず苦悩する。
そんな澄子の救いを求める声に応えたのが駿だった。
普段は、とても優しいお母さん。
しかし、幸子を大事に思っているからこそ、厳しくあたることもある。
駿には、全面的な信頼を寄せている。
【幸子の友だち】
高校一年生、幸子の同級生。
身長一八〇センチメートルの細マッチョ。
肩くらいまで伸ばした目立たない程度の茶髪をポニーテールにしている。
いわゆるイケメンで、人当たりも良く、男女ともに人気が高い。
勉強も運動も得意な完璧超人。グループのリーダー格。
ジュリアとココアを苦しめる噂を解決するべく、行動を起こした。
ココアに性暴力を振るった上級生へ暴力による制裁を執行。
派手に暴れることで噂の上書きを図った。
中学生の頃、彼女だと思っていた絵美里に裏切られ、そのことがきっかけで不能に陥り、今もそれに苦しんでいる。
そのことは達彦しか知らなかったが、幸子にも明らかにした。
文化祭のライブでは、ベース兼ボーカルを担当予定。
高校一年生、幸子の隣のクラス。
身長一六〇センチメートル、標準体型だが少し細身。
背中まで伸びる派手な金髪のストレートヘアー。
端正な顔つきの結構な美人。人当たりも良く、人気が高い。
駿とは、小学生時代からの長い付き合い。
黙って姿を消した幸子を本気で叱りつけた唯一の友だち。
それは幸子が大好きだからこその行動であった。
文化祭のライブでは、キーボード、サイドギターなどを担当予定。
高校一年生、幸子の同級生。通称「タッツン」。
身長一八〇センチメートル弱の細マッチョ。
黒髪のツンツンヘアーに、目深に巻いたバンダナがトレードマーク。
無愛想で口が悪いので友だちは少ないが、実際は思いやりのある男の子。
武闘派で喧嘩っ早い。駿とは幼い頃からの長い付き合いで親友の間柄。
ジュリアとココアを苦しめる噂を解決するべく、駿と共に行動を起こした。
文化祭のライブでは、リードギターを担当予定。
高校一年生、幸子の隣のクラス(亜由美の同級生)
身長一七〇センチメートル、体重百キログラムの大柄な体格で、坊主頭にしている。
マイペースで、食欲が第一優先事項。
いつもニコニコしていて、物腰も柔らかいため、男女ともに人気は高い。
駿とは中学生時代からの付き合い。
文化祭のライブでは、ドラムを担当予定。
高校一年生、幸子の同級生。
ギャル軍団のリーダー格。
肩先まで伸びる黄色に近い金髪の白ギャル。
ノリ優先のお調子者でいつも賑やか。胸が大きい。
駿たちとは小学生時代からの長い付き合い。
ココアと共に、学校中に下世話な嘘の噂が広がっていたが、それを一掃してくれた駿に心を寄せている。
文化祭のライブでは、裏方としてステージの演出を担当する予定。
高校一年生、幸子の同級生。
ギャル軍団のマスコット枠。
背中まで伸びるストレートの銀髪の黒ギャル。
ほんわかしているが、時折下世話な爆弾を投げ込む。胸がすごく大きい。
駿たちとは小学生時代からの長い付き合い。
ジュリアと共に、学校中に下世話な嘘の噂が広がっていたが、それを一掃してくれた駿は、心の中を大きく占める存在になった。
文化祭のライブでは、ジュリア同様にステージの演出を担当する予定。
高校一年生、幸子の同級生。
ギャル軍団の良識枠で、影のリーダー。
茶髪のショートヘアのお姉さん。ギャル軍団のまとめ役でツッコミ役。
普段優しい分、キレると本気で怖い。胸が慎ましい。
駿たちとは小学生時代からの長い付き合い。
ジュリアとココアを救ってくれた駿に全幅の信頼を寄せている。
文化祭のライブでは、ココアたち同様にステージの演出を担当予定。
引き続き『コンプレックス』をお楽しみください。
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