応援コメント

その後の物語 2 - 林将吾と宇都宮好香 (2)」への応援コメント

  • 児童虐待は年々増加傾向にあります。
    しかも、その性質は年々酷くなる一方だと聞きます。
    理由のわからない少子化対策よりも、子供を育てるための環境作りの方が優先度が高い気もします。
    ユニセフ等の海外支援も同じ、子供の保護も大事でしょうが、内戦や悪辣な生活環境がどうにもならないのに、難民や飢餓、病気なんて救えないでしょう。
    そして今地球は、もっと大事な局面を迎えているように思えます。

    今の子供の未来の為に、そして未来の子供の為に、やるべきこと、考えるべきことは多いですね(ー_ー)

    作者からの返信

    かごのぼっちさん、コメントありがとうございます!

    かごのぼっちさんの仰る通りだと思います。
    児童相談所虐待対応ダイヤル「189」への通報件数、年間20万件以上。
    親御さんと子どもたちの最後の砦である児童相談所は、すでにパンク状態にあります。

    問題が起こってから対応するのではなく、問題が起こらないようにするための環境作りが急務であると思います。
    例えば、定期的な親研修の受講義務化、企業への育児休暇制度やその取得の義務化、育児相談員制度の導入、特に地方に根強い男尊女卑・長子優遇の意識改革など、素人考えですが、出来ることは色々あるのではないかと思います。

    海外ともなると、土着のシャーマニズムが強い影響を持っていたり、日本では想像できないほど民族間に隔たりがあったり、一部の特権階級や犯罪組織が強い力をもっていたりと、どこから手をつけたらいいのやら……という感じですよね。。SDGs のような考え方も広がってきてはいますが……

    大人が今の子どもたちに明るい未来を示せるかが、我々が考えなければいけない最初の課題のように思います。

  • 将吾のヤツ、勝手なヤツだ!と自分に言われた意味がわかったか!
    と、ドヤ顔で言ってしまうと自分は空気が読めないな。


    カウンセラーさんと思春期に相談者として関わったことがあります。
    自分も案の定、カウンセラーさんに憎しみの感情を抱いていました。

    「わたしはおかしい人間じゃない。病気じゃない」
    と思って、その思いをぶつけた過去があります。


    親や保護者に相当する人物に対する憎しみを、ぶつけていました。

    今でも彼らに対する憎悪が、生きるための力になっている部分があります。
    おかしいかもしれません。
    憎悪が生きる力になってるなんて。
    でも、そうしなければ、悲しみだけが残ってしまえば、自分の存在意義がなくなってしまうんです。


    明らかに自分の尊厳を、人として生きる権利を無視されていたのに、それが当たり前で、彼らの存在が正しくて、絶対だったんです。

    今なら、自分頑張ってたし、あいつらも間違ってる部分があったと思っています。

    しかし、自分も、もし自分の元に尊い命がきてくれた時に、その命を大切にできるのか?
    憎しみの連鎖を断ち切れないのではないか?


    自分に課せられた十字架だと思っています。

    作者からの返信

    人と人との関係って難しいですよね。コメントから久保田さんの苦悩が伝わってくるようです。
    子どもっぽい言い草になってしまいますが、家族であっても、友だちであっても、やはりお互いのことが分からないからこそ、分かろうとする姿勢や分かってもらうための姿勢といったお互いへの思いやりが大切なのかなと思います。

  • 下東さん
    いつも良いお話、ありがとうございます。

    とても難しい事例ですが、誰かがこうして書き続けていくことが大事なんだと思いました。それが、フィクションであっても伝わることは少なくないと考えています。

    最後のエピソード、二人が臨床心理士を目指していると書かれていて救われた気がします。難しいからって、あきらめてはいけない――そう、教えられた気持ちです。

    自分はいったい、どんなことを書き残せるだろうか――そんなことを考えてしまいました。

    作者からの返信

    現実問題として、子どもと親御さんの最後の砦である児童相談所に寄せられる児童虐待の相談・通報件数は年間20万件以上。一年に50人以上、直近のデータでは80人近い子どもの命が虐待によって失われています。

    児童虐待が身近な問題であること、そして『189』で救える命があるかもしれないということが、このエピソードを通じて広まってくれれば嬉しいですね。

    これらの問題に向き合うことになる将吾と好香。
    本当に頑張ってほしいと思います。

    なお、この後日談として書いたのが「クマゴロウ」という1話完結の短編です。
    お時間がございましたら、ご覧いただければと思います。

    ちなみに、このエピソードを書くきっかけになったのは「子ども向け」の虐待防止アニメを見たことがきっかけです。児童虐待防止法で定義されている「身体的虐待」「ネグレクト(育児放棄)」「心理的虐待」「性的虐待」のそれぞれをテーマにした1話2分のアニメです。ご興味がございましたら、ぜひご覧になってみてください。

    NHK for school「もしかして…」
    #1 大人にたたかれた
    https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005450131_00000
    #2 子どもだけで困った
    https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005450132_00000
    #3 大人のケンカがこわい
    https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005450133_00000
    #4 下着の中をさわられた
    https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005450134_00000

  • 下東さん、こんにちは😊

    虐待を受けた子は、自分が悪いと責めてしまうんですね。
    そしてその親も、虐待を受けてるケースが多いんでしょうね。
    親はいけないと分かっていても子供に対して抑えられない感情をぶつけてしまう!
    その根は深くて簡単にはいきませんね。

    ボランティア活動中に辛い現場をみた将吾君と好香ちゃんだけど、臨床心理士を目指して頑張ってるんですね。

    作者からの返信

    この美さん、こんにちは!
    コメントありがとうございます!

    親御さんや子どもたちの最後の砦である児童相談所への虐待に関する相談件数は年間20万件以上。これを約5千人の児童福祉司と約2千人の児童心理司が請け負っています。
    一方で、児童虐待による死亡者数は年間約50人。直近のデータでは80人近い子どもたちの命が失われています(亡くなった子どもの半分以上が0歳児、加害者の半分以上が実母)

    テレビの向こうで頭を下げる児相職員たちを責めるのではなく、虐待を起こさないようにするための枠組み・施策が必要かと思います。例えば、初めて子どもを持つ方への定期的な「親研修」の実施、企業への育休制度導入と従業員の取得の義務化など、素人考えですが能動的な支援が必要ではないかと思います。加えて、児相の権限強化(児童を強制的に保護する権限など)が必要ですね。

    そして、将吾と好香は、目の前の辛い現実から目をそらすのではなく、子どもたちの未来をサポートしていく選択をしました。キリカちゃんのような子どもを笑顔溢れる未来へ導くために、今日もふたりは勉強に励みます。

  • 児童に対する虐待、難しい問題ですね。

    被虐待児の保護は勿論ですが、虐待をしてしまった親への支援、環境への配慮も必要なんだろうなと思っています。

    センシティブな問題なので取り扱うのが非常に難しいですね。


    「同じ『目』で子ども達に見られ続ける」という言葉、重みが刺さります。

    作者からの返信

    UDさん、コメントありがとうございます!

    UDさんの仰る通りです。
    特に、今は「環境」という部分が重要だと考えております。

    児童虐待の現実と、誰もが虐待の当事者になり得ること。
    これらは私たちが理解しなければいけないことです。

    では、虐待した親や児童相談所を吊るし上げれば良いのかと言えば、
    決してそうではなく、現状を冷静に分析・研究して、
    その上で私たちも含めどうするべきなのかを
    考える必要があるかと思います。

    例えば、親になる上での心構えや子育てのポイント、
    虐待の実態などを学ぶ定期的な「親研修」の受講を義務付けたり、
    そういった親をどうサポートしていくのかを
    私たちが学ぶ「サポート研修」を企業に義務付けたり…
    そんな『学び』が虐待防止に、そして優しい社会の創生に
    つながるのではないかなと思います。

    こちらのエピソードへのコメント・ご意見、本当に嬉しいです。
    お声を聞かせていただき、ありがとうございました。

  •  僕の住む街にはシングルの家庭が非常に多いです。そういう人達が生活しやすい街なので、自然と集まって来てるそうですね。
     そういう家庭だからって虐待が起こりやすいというわけもなく、夫婦がそろってるからといって虐待が起こらないとも限らない。 
     難しいですね。
     ちょいちょい他の人達が遊びに来るような家だとそういう事も起こりにくいでしょうが、そういうのを嫌う人もいますし。

    作者からの返信

    Y.Tさん、コメントありがとうございます!

    虐待のトリガーが何なのか、色々なケースがあるかと思いますので、
    家庭環境等ですべてを判断するのは難しいですよね…
    虐待自体にも様々なケースがありますし…

    だからこそ、なのかもしれませんが『189』のようなものが
    どうしても必要になってくるのだと思います。
    周りが気付くことで、子どもも親も守れれば…

    一方で児童相談所はとんでもないことになっているようです。。
    https://syahukusan.com/zisou-gekimu/

    父親の育児休暇の徹底や、初めて子どもを持った親の補助、
    また周囲のそういったことへの理解も含め、
    問題が発生してから対応するのではなく、
    予防の観点で能動的なサポートが求められるのではないかな、
    と思います。

    それと「虐待は、きっかけひとつで誰しも起こすかもしれないこと」。
    そんな認識が広がると、また世の中が変わってくるような気がします。

  • 虐待の連鎖って、難しい問題ですよね。
    外部がどう介入すればうまく回るのか、どこまで責任を持つことができるのか。
    正直仕事として割り切って関わることが、今の日本社会の限界なのかもしれないと個人的には考えてしまいます……(各家庭、各個人が抱える負担や不安が大きすぎる世情のため)

    常日頃モヤモヤ考えることだったため、思わずコメントしてしまいました。

    考えさせてくれるお話を、ありがとうございます。

    作者からの返信

    松下さん、コメントありがとうございます!

    ここのお話と次のお話、センシティブな内容であることをお伝えしておりませんでした…
    大変申し訳ございませんでした…

    他の方のコメントの返信にも書かせていただいているのですが、このお話はNHKで放映されていた『子ども向け』の虐待防止啓発アニメを目にしたことがきっかけになっています。

    「子どもにこんなことを訴えないといけない世の中なのか」と、ずっと心の隅に残っていて、軽々しく扱ってはいけない内容というのは理解していたのですが、私なりの表現にして、公開させていただきました。

    なお、アニメはWEBで公開されておりますので、ご興味がございましたら、ぜひご覧になってみてください。
    1話2分の短編アニメです。

    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450131_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450132_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450133_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450134_00000


  • 編集済

    すいません、色々書きたいのですが、題材が繊細な物なので…

    林クンと好香サン、2人の絆と覚悟が深くなっていて良かった。


    (アワアワごっこ参加したかったなぁ〜)←バカ




    返信&動画を観て
    動画を拝見しました。
    小さい子供に解りやすく、「これはいけないこと」や「どうすればよいのか」を表現出来ていました。


    中国の思想書の「韓非子」に人を動かすには「賞」と「罰」の2つが必要と書いてあります。
    それぞれに基準(ルール)を設けて、「例外」や「抜け道」を認めてはけないとしています。
    それが守られていないと、ルールは有名無実となり不正が横行するようになる。(何処かの国の政府みたい)

    子供の家庭教育でも同じように、家庭内でのルールをハッキリと決めてそれに基づいた指導なら「罰」も許されると思います。
    もちろん、良い事をしたら大いに褒めてあげましょう。

    ルールが「親の気分」では、それはルールではアリマセン。

    作者からの返信

    わたくしさん、こちらのお話をお読みいただき、
    ありがとうございました。

    他の方のコメントにも書かせていただきましたが、
    このお話は、以前『子ども向け』の虐待防止啓発アニメを
    見たことがきっかけになっています。

    アニメはWEBで公開されていますので、
    ご興味がございましたら、ご覧になってみてください。
    1話2分の短編アニメです。

    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450131_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450132_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450133_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450134_00000

    なお、わたくしさんのコメントに、将吾が渋い顔をしています(笑

  • 将吾くんたちのことも、その後が気になっていたので、サイドストーリーみたいな感じで観ることが出来て、嬉しかったです。

    でも、どんな仕事でもそうだと思うのですが、「覚悟」が必要なことがある。
    「うん、そうだなぁ」と、思いながら読んでいました。

    余談ですが、俳優の唐沢さんは虐待された経験があったらしく、自分は将来結婚しても、子供は作らない。などと、思っていたそうです。

    自分も虐待するかもしれない。そんな思いから、だったそうです…

    これも、永遠のテーマかもしれませんね。
    それが、分かりやすくしかも、感情移入しやすく描かれていました!

    作者からの返信

    Chocoさん、コメントありがとうございます!

    きっかけは、NHK の「もしかして…」を見たことでした。
    1話 2分のアニメです。

    このアニメ、『子ども向け』の虐待防止啓発アニメなのです。

    この「もしかして…」が心の隅にずっと残っていて、
    それを自分なりに表現したいと思い、この回を書きました。
    私ごときが触れていい事柄なのか、厳しい意見やクレームが来るのではないか…
    公開にあたっては随分悩みました…

    なお、本文中に「連鎖」という言葉を使いましたが、
    これについては様々な説があり、
    「そういった連鎖はない」という意見もあるようです。
    大切な子どもの命が失われたり、
    唐沢さんのように、人ひとりの人生を縛ってしまう問題です。
    完全な解決はできなくとも、悲しむ人を少しでも減らすための
    さらなる研究に期待したいところです。

    「もしかして…」は、WEBで公開されています。
    ご興味がございましたら視聴されてみてください。
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450131_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450132_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450133_00000
    https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005450134_00000


    (次話の「少し前の物語」は、Chocoさんを不愉快な気分に
     させてしまうかもしれませんので、ご注意ください。
     この「少し前の物語」は、自分への戒めのために書いたものです)

    編集済