このエピソードもまた考えさせられました
個人的には、暴力に関しては会長さんの意見に近いですね
力に対して力で対抗していって敗れた結果、自分と周りの人たちがどうなってしまうのか、と
ただ、物語としては駿の覚悟は立派ですし格好いいです
正直「こんな奴はぶん殴っちゃっていいよ」と思うことってありますから、ホント
今回の三年生たちも良い薬だとしか思えませんし
それでは続きを楽しませていただきます
作者からの返信
プロエトスさん、コメントありがとうございます!
一言で言えば「綺麗事を言うな」という駿の怒りの叫びは、私自身の怒りの叫びでもあります。そして、会長が提示した「学ぶこと」は、そんな自分自身へのセルフカウンターであり、私なりの答えのひとつでもあります。
善悪入り混じった情報が溢れ返る今だからこそ、性暴力やハラスメントなどに関する早期の学びが必要なのではないかなと思います。
プロエトスさんのご意見もまったくその通りで、駿の見立てが誤っていた時、暴力と報復の連鎖は駿の身近な人たちに向かっていきますので、彼一人の問題では無くなってしまいます。
今回は「大きな騒動を起こして噂を上書きする」「吉村たちの断罪」という大きな目的を達成できたものの、それはある意味危険な綱渡りでもありました。どうやら駿は、そこに気がついていないようですね……
会長との協議は続きます。。
編集済
未成年は難しいですよね。
一応 少年法があるので
暴行罪、性犯罪、警察に委ねる
選択肢、少年院、親御さんに相談
あとは、同じ学校の生徒でも、素行の悪い
人間には近寄らない、人目のない場所には
1人では付いていかない、石橋を3度叩くくらい
の用心もしつつ、
向こうも、徒党を組んでまで
同じ人間だけに執着する意味は、
よっぽどの何かがナイと固執はしないはず。
ホントに性のはけ口だけなら、他を狙う可能性
他が良いと 言う訳ではありませんが
悪いヤツらも、そればっかりで生きている訳
でもなく、普通の生活もしてて、
ずっと仲間と連んでる訳でもなく、
悪いヤツらにも全員親御さんが いない訳でもなく
その悪の奴らの共感で連んでいるのも、目的だけなのか、、、、イロイロ複雑ではあると思います。
久々に 沢山カキコミしてしまい、
支離滅裂で 申し訳ないです。
ある程度の解釈で、お流しください。
下東先生 ふむふむ
もう私自身 が 古い人間は
年老いてから 変われない など 知ってる
部分も 有り
全てには 対処しきれない それも 承知
自分の短な 地域 場所ですら 難しい
犯罪 する人の 中には それが原因で 匙を投げる
パターンも あるでしょう
生まれた 環境ばかり 憎む人も いれば ……
↑最初の 上は あくまで 私の 対処方法です
世の中を 知った上での
作者からの返信
エロマンガ作家さん、コメントありがとうございます!
他の方の返信にも書いたのですが、
このエピソードでの駿の言葉は、私自身の心の叫びでもあり、
会長の言葉は、そんな私へのセルフカウンターでもあり、
私なりに出した答えでもあります(正しいかどうかは別として)
吉村は生来の悪ではありません。
彼の最大の問題は、自分のやったことの重大さを
正しく理解していない点にあります。
性暴力やハラスメントを正しく理解し、学ぶこと。
それが防止の観点で重要なのではないかなと思います。
非常にセンシティブな事柄を取り上げたエピソードですので、
色々なお考えが生まれるのは、当然だと思います。
私も自分の意見が絶対的に正しいとは思っていませんし、
エロマンガ作家さん同様に、お読みいただいた方から
様々なご意見を頂戴しております。
もしもこのエピソードが、エロマンガ作家さんが
何かをお考えになるきっかけになったのであれば、
書き手としてそれ以上の喜びはございません。
不躾なコメント失礼致します。
駿の言いたいことも分かりますが、その理論は相手が男だから無理矢理成り立っているという印象を受けました。
話が通じない女性が現われた時、彼はその時も今回と同じ様に先ず暴力を振うのでしょうか。
おそらくですが、対話に持ち込むと思います。
そうでなくても、暴力以外での解決方法を模索するかと。
前に委員長が変な言いがかりを付けて来るといった内容がありましたが、例えば今回の噂を流した張本人が委員長だとして、だからといって急に委員長の顔面を掴んでロッカーに何度も打ち付けるなんてことはしないと思います。
(キララ辺りがビンタするとは思いますが……。)
さっちゃんの官能小説を咎めた時も、暴力ではなく話し合いで解決していますしね。
そうなると、彼は相手が “男だったから” 殴った。
話が通じない “男” は殴っても良いと酷く限定的な意見を持つことになります。
果たしてそれは本当に正しいことなのでしょうか。
悪く言えってしまえば、男女差別に近いことをしてしまっているのではないでしょうか。
そもそも今回、彼は対話での解決を試みてみることすらしておりません。
始めから相手は話が通じないと決めつけ、教室にかち込んで行きました。
“先ずは話し合いをしてみてみたのですが、それでも相容れなかったので仕方なく“
ならまだ分かりますが、いきなり殴り込みに行ってぶっ飛ばして来ましたは客観的に見れば感情的で少し良くないことかと……。
と、真面目ぶってはみましたが私も自作では暴力で解決しているんですよね(笑
駿君の気持ちはよく分かります。
本音を言えば、私もどちらかと言えば生徒会長よりも彼よりの考えです。
友達が怖い思いをしている状況で、笑顔で話し合いで解決しろだあ?
んなの無理に決まってるでしょうが!!
ってなっちゃいますよ。友達がいないので分からないですが。
作者からの返信
十六夜さん、コメントありがとうございます!
駿がこういう行動を起こしたのは、大きく2つの理由があります。
1つは、吉村がココアに振るったのが性暴力であったこと。
もう1つは、騒動を起こして、ジュリアとココアの噂を上書きすることです。
それに対するカウンターが山辺会長の言葉でした。
会長は駿の考えに理解を示しながらも、3つのことを瞬に示しました。
1つ目は、暴力ではすべてを解決できないこと。
2つ目は、困った時こそ、他に意見を求めること。
(第52話にこれらのシーンがあります)
最後のひとつが一番重要ですが、学ぶことです。
いつまでもやんちゃな思考をする駿ですが、ここで学び得たことが、多少なりともあったと思います。
この先も暴力的な描写がある場合がありますので、ご注意くださいませ。
十六夜さんのまたのお越しをお待ち申し上げております。
暴力で解決するのは違うと思っていたので、会長の登場で「正義は悪者に暴力をふるっても良い」という図式になっていないことが示されてホッとしました。
とはいえ、駿の考えも痛いほどわかります。
両方の視点を描かれていて、読者への配慮とメッセージを感じました。
言ってわかる相手なら苦労しない、というのは生きてると結構出くわしますよね。言ってわからないなら叩いてわからせる、というのも残念ながらよくあることです。(しかも、叩く側が正義の立場とも限らない)
そういう時どうしたら良いのか。理解しあうのが無理な場合もあるので、その時はどうやって距離をとるのか。距離をとれない場合は……
一体どうしたらいいのか。すごく難しいですね。
作者からの返信
きみどりさん、コメントありがとうございます!
この第51話は、自分への怒りを文章に叩きつけた内容になっています。
(シルバーウィーク特別編の「少し前の物語」のコメント欄をご参照ください)
ここでの駿の言葉は、私自身の心の叫びを代弁しているものであり、
会長の言葉は、その私自身へのカウンターなのです。
その中で導き出した私なりの答えが、会長が提言した『教育』です。
吉村は「性根からの悪」ではありません。
もしもそうなのであれば、ココアはもっと酷い目に合っていました。
彼の問題は「想像力の欠如」と「無知」です。
きみどりさんもおっしゃっている「言ってわかる相手なら苦労しない」は、
ことハラスメントに限って言えば
『言って分かるためのベースの知識・認識が無い』こと
に起因する気がいたします(もちろん本人の資質にもよると思いますが…)
これは『教育』によって補うことができるものだと私は思います。
そんな思いを、物語の流れや雰囲気を壊さないように組み入れた…つもりです。
(この辺が文章力や語彙の貧しい私では、うまく表現できない部分ですね…)
…と、少しお固い返信になってしまい、申し訳ございません。。
この回でコメントをいただけて、思いを汲み取っていただけたようで
本当に嬉しいです。
今後ともさっちゃんたちを応援していただけますと幸いです。
きみどりさんのまたのお越しをお待ち申し上げております。
(紬希ちゃんも応援しております!)
見事じゃ、生徒会!
生徒会がいてくれて良かったです。
最初から生徒会に相談しておけば良かったのかも、とまで思います。
そういえば、自分も中学の時、家庭で虐げられてたことを友達に言えずにいました。
小学生の時は友達20人くらいいたんですがね。
中学卒業時には一人も居なくなってました。
寂しい。
つるむ悪い奴らもいなかったし、寂しい。
自分が明らかに見た目が変わってしまったのを友達は見ていたと思うんですが、
自分は友達に打ち明けていれば良かったんでしょうか。
ジュリアちゃんとココアちゃんのように、友達を巻き込みたくなかったんですが、わざと傷つけて遠ざけた自分はやり方間違えていました。
ジュリアちゃんとココアちゃんみたいな優しさが自分にはなかったです。
やり方間違えました。
作者からの返信
この第51話には、たくさんの読者様から様々なご意見を頂戴しております。
要約すれば「綺麗事を言うな」という駿の言葉は、私自身の心の叫びです。
そんな駿に「学ぶこと」を提示した会長の言葉は、そんな私自身へのセルフカウンターなのです。
しかし、そんな会長の言葉が絶対的に正しい答えだとも思っていません。
様々なご意見をいただいている通り、皆様それぞれにお考えがあると思いますし、こういったことを考えるきっかけにしていただければ、書き手としてそれ以上の喜びはありません。
久保田さんがやり方を間違えたと仰るように、駿も、ジュリアとココアも、やり方が決して正しいわけではありませんでした。
「コンプレックス」では、そんな心の成長みたいなものを表現したいと思いながら書かせていただきました。まぁ、うまく表現できていないのですが……(苦笑
久保田さんの過去をほじくり出してしまったようで、申し訳ございません。。