第16話  木々の影

手放す意識 寄せる微睡み

沈める体の振動と 揺れる木の葉がリンクする

雨に滲んだ 窓のネオン

千々の輝き 夢飾る


青い芝生に 背を預け

緑を大きく 肺に吸う

いつからこうしていたのだろう

体に落ちる 木々の影

肌を撫ぜる 陽のぬくもり

ここがどこかは知っている

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