第15話 まさかの乱入者!

そんな話しをしていたら、またドアをノックする音が執務室に響いた。


 今度はなんだ?今話の最中なんだが…。

 慌ただしいギルドだよねぇ。


「っせぇ!今度はなんだ、今一取り込み中だ」


 とギルマスが煩わしそうに声をあげ、ドアに向かい怒鳴るとドアの向こうから男の声がしてきた。


「ギルマス、オレです!入って良いですか?入りますよ」


 と、強引に男性が怒って居るような心配そうな、複雑な顔をして執務室に入ってきた。


 中に乱入してきた男を鑑定、ええっと…ほうほう…サブマスね。あ~ハミルさんて言うんだ…くっそ!邪魔しやがって!俺怒っても良いかな?ねぇ『ナビさん!そう思わない?』。


《短気を起こしてどうしますか?気が短過ぎです》


 むぅ…邪魔したのはあっちなのに……。


「ギルマス!駄目ですよ?子供をあんな風に引っ張って!一体どうしたのですか?」


 訳を教えろと、ギルマスに攻め立ててる。

 まあそれはそう見えるよな、殆んど無理やり連れ込まれたしね。ここにさっ。


「まっ、まて落ち着け、まず落ち着けよ!」


「お、落ち着けませんよ。落ち着ける訳がないでしょ!相手は子供ですよ!嫌がる子ども引っ張り込んで!(変な噂でも立ったら…)で?」


 さあ、伺いましょうか!とギルマスに迫ってる。なんか、サブマス乱入で話がストップしちゃったし、長そうだなぁ~これ。


『ナビさん。なんか、デジャヴを違う意味で見てる気がする?のだけどさぁ』


《何で、疑問系で聞いて来るのかが、分かりませんが?まぁ似てると言えば、似てますが状況が違いますから。デジャヴでは無いかと》


『そうなんだね、でも、これ時間掛かりそうだよな?どう見たってさっ!それに巻き込まれそうだし』


《ですね、日を改めてみては?》


『そうだね。流石はナビさん!そうしょう』


 宿もまだ、決めて無いしね。港町だから海鮮とか色々見たいし。(楽しみだ)


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