第5話 遊戯
NTG……戦争の代わりにエリュシオンでは国技戦で闘わせる為に育ててる言わば国がスポンサーになっているプロゲーマーみたいなものだ。
その名称を国家戦術級ゲーマー。エリュシオンのエリート中のエリート。
それがNTG。
「ほう……やってみろ?」
俺がおちょくった瞬間、青年の姿が消えた。
否、後ろだ……。
俺が後ろに向かってカタナを振ると青年がナイフで受け止める。
ナイフがピキリといって亀裂が入った。
『カタナ』
エリュシオンにおいての近接武器の一つ。攻守のバランスが良く万能な為、1番人気な近接武器。
ただし、破損したりしたら
『ナイフ』
エリュシオンにおいての近接武器の一つ。軽くて扱いやすく、片手に何本でも持てるが非常に脆いため、受け
10本までストック可能。
「へぇー、背後とってすれ違いざまに喉元を掻っ切る。自分の
「動きが単調すぎるぞ……」
俺はそう言うと、もう片方のカタナを一閃させ、首を落とそうとするが、髪を少し
反応速度や良し……。
すると、青年は俺の周りをぐるぐると周りだした。あまりの速さに残像すら見える。
しかし、動きは単調だ。
ただの芸を見せたい犬と同じである。
ナイフを投げてくるその数実に6本。
俺は3本をステップで避けるとカタナで残りを捌く。
すると、目の前に既に接近されていた。瞬きの間もない。恐らくAGI全振りだろう。
流石、
だが。
「遅すぎる……」
そう言うと俺はカタナを有り得ない速度で
『HP全損。レッドチーム全滅。勝者ブルーチーム』
無機質な声が俺の耳に響き俺は無感動なままカタナをしまった。
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