異世界極道物語

第二章

※登場人物紹介

無悪斬人（サカナシキリト）…鬼道会十和田組組長。元の世界で何者かに殺害されたのち、転移した世界で大鰐を殺害した犯人を探すことを生きる目的としている。現在エペ村を共に脱出したアイリスとガランドの警護を任されている。

アイリス…エペ村で暮らしていた少女。エペ村で秘密裏に行われていた超人草の栽培加工を止めるべく秘密裏に活動していたが、それが元締めに見つかりアジトに閉じ込められていた。逃げ出したところで無悪と再開し現在は行動を共にしている。

ガランド…アイリスの育ての親。血はつながっこそいないが、実の子供のようにアイリスを大事に育てている。エペ村を脱出したアイリスと共に行動している。

妖精姫…イステンブールのギルドマスター。種族は森妖精でかつては名の知れた冒険者だった。年齢を聞くのはタブーで、冒険者を引退して現在もその力は未知数。

エレーナ…イステンブールのギルドで働く受付嬢。毎度口説いてくる冒険者に辟易していて三ツ首竜を毛嫌いしている。

ユースタス…三ツ首竜（ヒュドラ）の長兄で銀級の冒険者。プライドが高くエレーナを事あるごとに力尽くで口説こうとする。

ザイン…三ツ首竜の次男で銀級の冒険者。チビで狡猾なうえ、人を傷つけることに快感を感じる。

ロンドレット…三ツ首竜の三男で銀級の冒険者。デブで単細胞だが凄まじい力で大槌（ハンマー）を扱う。

エドガー…リステンブールで無悪を捕えた衛兵の一人。無実が証明されて釈放された無悪に報復されて他変な目に遭う。

オルドリッチ…アキツ組ナンバー２で最古参の一人。無悪から勧められたシノギの話に乗っかり、大金を獲得しようど画策する。

カークランド…法務大臣。政界の重鎮で上昇志向が強い。

冒険者狩り…戦闘力は緊急レベルと噂されている。相手に情け容赦は一切かけず、直接は関係ない一族郎党も嬉々として手を掛ける。