16お披露目式典のその後のその後
式典も終わりドラシュ一家がもみくちゃの状態で警備隊に連れてこられた時恨みをどれだけ買っていたのか通った式典後すぐ王城
で舞踏会が開かれそのまま社交の場と
切り替わっていった。そこで意気投合したのがアレフ兄様とルミナ嬢
殿下がうんざりしていた。
はーちゃんも嫌な組み合わせだなと言って
見守っていた。
色々あったけど無事学園生活に戻り今まで道理とはいかず私と殿下が通るたびに十戒の如く学院生と先生 が両端に 寄り頭を下げられる状況が出来上がっていた。
講堂に集まった時も空間がいよう異様な状況を作り上げた総ては学園長のせいである。
「これから夏が来る長期の休み期間といえど各自しっかりと学問
に励むようにお願い致します。エドワード殿下!アンジュ様!お忙しいかもしれませんが 是非とも学園をお願い致します。」
「学園長は一体何言ってるのかしら。」
「こんな大っぴらに名指しで言う事無いでしょうに」
「お姉様お姉様!」
「ルミナさん‥」
「夏の間領地の方にお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「私は 構いませんけど、
私はほとんど王城にいるはずですからね」
そう、私は気づいたのである。まだ殿下とデートしてない!折角デパートあるのに王都をまったく楽しんでない事に!殿下に言ってわかってくれて王都に居ることにしたのだった。私がエトワール邸に居ようとしたらアレフ兄様の妨害と、ルミナ嬢の妨害が激しくなりそうで王城にいることにしたのだった。
そうなんだかんだ言って夏真っ盛りになってきた学園も夏休みに入るのだ。1ヶ月間休み
がもらえる。皆長期休みの時各々の実家に帰っていく。
その長期休み期間中にエトワール邸で婚約祝いをすることになっていた。私のではなくまさかのアレフ兄様とルミナ嬢のであるルミナ嬢のご両親から是非にと言われトントン拍子に意気投合後婚約したそうな私は殿下と共に向かう手はずになっていた
「ルミナさん、もうその呼び方訂正するべきですわ実際私の義理姉になるのですからですから」
から「なんてお呼びすればよいのかしら····困ったわ」本気で困りだすルミナ嬢
「普通に名前で読んでもらえると助かるのだけど
「そならばアンジュ様」
「ちょっとちがうわ‥」
「ア、ア、ア、アンジュさんでよろしいかしら?」
「そうね、同年代だし私達。」
「学園んのときだけはかまいませんでしょう?お姉様?」
「アンジュ、急に治せと言われても酷だろうよ」
「そうね、わかったわ」
今日早速学園の帰りにデパートによってドレス等を誂える予定である。 当日の服装をどうするがなかなか決まらないでいた。
実際見に行ったほうが早いのでとなり、デパートで誂えることにした。ルミナ嬢は既に用意して明日にでもエトワール邸に向かうと言っていたまさかの家族になるとは思いもよらなかった殿下が心底嫌がっていたけどアレフ兄様ルミナ嬢のコンボで押しかけられる未来しか見えないからである。
今学期最後の日を無事終わらせワクワクドキドキしながら校門前に向かうとすでに殿下が馬車を用意してくれていた。
「殿下!」
「アンジュ!ゆっくりでいいよ!」
「おまたせしました!」
「待ってないよ俺は‥‥‥」
なんだか含みのある言いまわしに首を傾げると場所の中からアレフガルド第一王子シド王太子殿下がひょっこり顔を出して手をひらひらとさせてくる。
「やぁ麗しき我が義理妹殿」
「御機嫌ようシド王太子殿下」
「むういい加減、義兄上とよんでくれないかな?アンジュ。そう思うだろエド、」
「それならもうそろそろ名前で読んでほしルミナ嬢の事は言えないぞアンジュ!」
「えっ?」
「あ、えと・・・シド義兄様、エドワード、エドこれで良いかしら?」
きっと顔がまっかなのだろう二人でクスクス笑いながらエドが優しく頭を撫でてくれ馬車へと促される。
「やっと妹ができたのだぞ早く兄と言われたいではないか?」
シド義兄様がいつぞやにアレフ兄様から聞いたセリフを言ってきた。ものすごくデジャヴを感じた。
「折角のデートの邪魔をしてしまい申し訳ないね。エトワール大公へ着ていく服を選びたくてね」
「あれシド
義兄様が向かわれるのですか?」
「父上が行くとまたなにか呼び寄せるだろうってお祖父様が・・・公務の一環として問題ないと判断したのでね」『当たり前だろ〜!アイツ張り切ってたけど城すぐ抜け出そうとするのがまじで残念。かれこれ10年経ってもまた良くないの呼び寄せそうだしそうなるとメンドイし城に居させるのが一番だと思うわけよ!』
「はーちゃん辛辣すぎ」
『まちがってないだろー』
「間違ってないかも‥お祖父様」
「エド?」
「父上意外にLack値ひくいのでは?」
「うん、意外と父上と一緒居ると本当にろくなことが起きなかった事多いな。」
『俺の子孫の割にLack値低いのやばいよな~』
「まぁそう言うわけだからエドたちとかぶらない様に派手にならないようにレクシアに先にデパートで選んでもらっている。」
「お祖父様も行くのですか?」
『俺の事は気にしないで!』
「はーちゃん、行くよ。」
『はぁい!』
「はーちゃんセンス無いでしょ?」
『む、昔と違うよ?』
しどろもどろになりながらちゃんと馬車に乗る
「エド私達
基本は白 ばかりだから白じゃないのを選ぼうね!
」「わ、わかった」
干支の返答ではーちゃんの子孫がセンスゼロに近いのを察した。
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