15聖女と勇者
ドラシュ一族のやらかし発覚から2週間がたち遂に私と殿下のお披露目の式典の日がきた国を挙げてのぉ釣りムードなので王都は日本で見た祭のような出店までずらりと並んで、国の民がこぞって集まってきていた。朝からずっと花火が鳴り響き王都の貴族街は賑やかさを増していた朝か登城する人の列が絶たないで貴族街入り口まで並んでいる状況である。朝か私と殿下は白のドレスアップで待機謁見の間で挨拶行脚をしている。そんな中ルミナ嬢がどの貴族よりも早く顔を出しに来て御祝いをくれた。滅多なことでは王城に近づかないルミナ嬢アレフ兄様よりも先に来て驚かせたアレフ兄様一番に来るだろうと予想していただけに、意外過ぎて最初殿下はどもっていた。
「あらあらあら、まだ格好つかないのですわねぇ殿下お姉様の婚約者ならばもっと堂々となさいまし!」
おほほほとあいかわらず殿下を小馬鹿にして去っていったルミナ嬢あいかわらずすぎて緊張感が抜けた。ルミナ嬢が去ってアレフ兄が泣きながらやってきた。
「お兄様‥‥‥。」
「ううっ悪い虫に俺が負けるだなんて•••」
まだ言っていた。余程殿下が気に入らないらしい。アレフ兄様の眼鏡にかなう人物なんて居るんだろうか?立て続けに殿下否定派が二人早くも来たから殿下の顔がげっそりしていた。衣装に不釣り合いのげっそり感である
「一つ聞いて良いか?アンジュの周りってなんであんなのばかり居るんだろうか?」
「‥‥‥わかりませんわね殿下、顔がつかれきってますわよ?この後まだまだ続くのだからもっと頑張りましょう!かたや高笑いのるみなルミナ嬢方や泣きじゃくるアレフ兄様殿下の会いたくない人物2連発で疲れ切った殿下。次に来る人は誰なのか?「よもやよもやこの国の勇者殿はエドワード殿下でしたか!!」次がまさかのよく顔を出せたものだと、今一番会いたくない人物その1某一族の親子。のらりくらりと言い逃れしてなかなかこうそくできずに居るあの一族一応アレフガルド国民である以上しかもまだ男爵位こここよくもへまぁよくもまぁ来る義務はあるのだ
「アンジュ、顔!」
「あらあら、殿下こそお顔が•••」
私と殿下揃って笑顔が崩れ凄い眉間にしわが寄ってた。はーちゃんがこの間激怒して『ノラクロやろう』と言ってたのが誰かい今わかったまだ健在なのがくやしい。
まぁ前もって来るかもしれない予想はしていたが真の勇者と偽勇者の比べを多く貴族や国民の前でやってみようと考えていた。そして釣られてきた某一族アウェイ感が感じられないのか平然と堂々としていた。その神経どこまで図太いのかどういう構造になっているのか知りたいふと思ってしまった。
「あらあらどこかのぼんくら息子、よくこれましたわね!皆様見てくださいまし!お姉様と殿下のお手をわずらわせる困った一族がいらしてますわ~」
あいかわらず毒をはきまくるルミナ嬢にのった学院生たちが騒ぎ始める。ルミナ嬢が凄く楽しそうにイキイキしてる。高笑が響きわたる。
私一筋のルミナ嬢がおじょうさま軍団ひきつれてひとかたまりになっていた。いつの間に、あの集団授業以外の時は怖いかも‥‥よくあの集団の中に入れたな私
「よくもまぁそんな堂々と勇者を語りましたなぁ殿下」
「アンジュ殿、どうか偽物の勇者とご婚約なさいますな!帝國へとともに来ていただきたく。」
「何を仰っているのか分かりませんわ。そちらの偽物を語っているではありませんかオリハルコンの剣はアーティファクトですわね」
「アンジュが狙いか?貴様達は」
そう言って私の前殿下が守りに入って手をかざし伝承道理の光の剣を呼び出し手にする殿下を前にようやっと少し怯んだドラシュ男爵と夫人は息子のアイザックを前に押し出し戦わせようとする。アイザックも諦め悪くオリハルコンの剣を持って構えの姿勢を取り問答無用で切りつけてきた。殿下に軽くいなされ剣戟のレベルはかなりの差があるだけなのかど素人相手にしか見れない酷さでアイザックは尻もちをつく。アイザックの手元にはみるも無惨な剣先が粉々になったオリハルコンの剣が残っており。自偽物明をしてくれた。今のやり取りははーちゃんが自動再生として国民に知れ渡るように外でもながしている。はーちゃんなんでもありなのねそれならその技を技術に組み込んで魔導師たちと魔導具師たちに教えれば劇場が作れるだろうに。
『おい、ノラクロ一族今のやり取り全て映像を記録させてもらったぞ!』
「な、なんだと!?」
俺を甘くみるな元勇者と言えど今は神代行だからな、裁きまでできなくても違う手段なら何でも取れる』
「貴様ぁ!」
『俺が国王の時代からアーティファクトの使用は大陸中厳禁になってるんだよ』
「それに会話をちゃんと聞いてましたか?まさか神様代行の初代様に対してあの様な態度、許しておけませんわ」
「ドラシュに問う。貴殿か従うべき国は何処だ?帝國か?アレフガルドか?」
「ドラシュよよくも世の国でやりたい放題したあげく帝国へ情報漏洩してくれたな。」
「お待ち下さい国王陛下!」
「侯爵の頃より暗黙してったが貴様の言動には世も耐えられぬ!!
よって爵位剥奪の上国外追放を言い渡すわたす!」
「「あなたどうにかなさいまし!
父上なんとかなると言ったではないですか!」」
「「「うるさい黙れ!おまえたち!」「あなた!」「父上!」
陛下の沙汰を聞き醜い親子喧嘩がはじまった本当に醜い。
「おだまりなさい!陛下と初代様の御前ですよ!」
「おい!ニセ勇者!この場より早々に立ち去れ!」
「くっ!」
さり際に「クッ!」っていう人いたんだと感心してたら
着飾ってきたであろう服を乱しながら一目散に履けていく3人
祝いの席での茶番劇に会場は失笑が漏れるばかりで外からの歓声が響いてくる。国民を安心させるために国民の前に姿をだしてみると歓声がひびきわたった。
祭りは祭りとして国民は大いに盛り上がっていた。
ドラシュ元侯爵の男爵位剥奪国民に知れ渡ることとなった。
その後平民に落ちたドラシュ男爵達は城から出ると今まで被害にあったであろう人達にもみくちゃになって。路上
で倒れてるところを警備隊に見つけられた。
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