第3話 スキルポイントとその活用方法

ーー スキルの存在



スキルポイントが1010ポイントあることに気づいた俺は、


「スキル一覧」


と念じるとスキルボードと言える物が現れた。


そこのは数多くのスキルと必要ポイントが表示されていたが、大半は色が薄くなっていた。


多分現在取得できないスキルなのだろうと思い、今の俺のステータスに必要と思われるスキルをいくつか取得強化してみた。



ステータス


 名前 シルバー=グリーンアース  16歳  男  人族(?) レベル 3

 HP(生命力) 1000(+500) MP(魔力) 1000(+500) SP(精神力) 1000(耐性大)

 速さ 1000(+500) 力 1000(+500) 攻撃力 1000(+500)

 防御力 1000(+500) スキルポイント 1010→60

 スキル

 体術3 硬化3 見切り3 言語3 全耐性5 魔法全属性  鑑定5

 敵索3 気配察知3 剛力3 剣術5 隠密5


 ユークスキル

 成長促進大   魔力操作大   MP回復大  HP回復大   無限収納

 MP増大


 魔法

 火魔法3 水魔法3 土魔法3 風魔法3 雷魔法3 光魔法3 闇魔法3

 時空魔法1


これが現時点の俺のステータスだ。


明日から、魔物を倒してレベルを上げてポイントを稼ごう。






ーー 強くなるために努力と工夫を



その日は結界のおかげか魔物がテント付近に近づくことはなかった。


俺は焚き火のそばでスキルポイントでスキルを取得するのに夢中で、気づけば夜が明けていた。


するとテントから服を着替えたスクナが出てきて、


「ありがとうございました。お陰でグッスリ寝ることができて元気になりました。

妹が起きてきたら街に行こうと思います。」

と言うのを手で押さえて。


「街には知り合いか親戚でもいるの?村の家族のことはいいの?」

と聞くとしばらく無言だったが


「街には知り合いというほどの人はいませんが働かなければ生きていけないので。

村はもう誰もいないと思います両親も・・・殺されたので・・。」

と答えた。そこで


「街までどのくらいかかるの?君の年で働き口はあるの?」

と聞くと


「街までは多分森を出て歩いて5日。働き口は正直言って分かりません。」

と答えた。




俺はしばらく考えてからこう提案した。


「俺はね昨日言った通りこの世界のことがよくわかっていないんだよ。だから誰からか教えてくれる人が必要なんだ。

 それと身の回りのことをしてくれる人も必要だそこで提案だけど、俺と一緒にしばらく暮らさないかい?2人の食事と寝床は用意できるから・・・どうかな?」

と言うとスクナは、


「ありがとうございます。私一生懸命働きます妹と一緒によろしくお願いします。」

と頭を下げた。



それではと言うことで朝食を作ることにした。ベーコンに目玉焼きとミルクとパン。


3人で食事をするためテントの入り口にテーブルと椅子を準備した。


食事を摂り終わるとスクナが後片付けをカクナとし始めた。


俺は周囲でスキルの使い方を練習しながら魔物や動物を狩り始めた。




その場所で5日ほど過ごし俺のレベルは30まで上がり、この辺りの魔物ではレベルが上がらなくなった。


そこで街の方向に移動しながらレベルを上げて近くの街に行くことにした。


そこで2人のステータスを確認した


 ステータス


 スクナ  10歳  女   人族  レベル 5

 HP 50 MP 100 スキルポイント50

 スキル

 生活魔法  裁縫1  料理1 幸運100 魔力操作   魔力回復中

 魔法

  水魔法  風魔法  光魔法

 加護

 シルバー=グリーンアースの加護


 ステータス


 カクナ   7歳   女   人族   レベル 2

 HP 30 MP 100 スキルポイント30

 スキル

 生活魔法   幸運100 魔力操作   魔力回復中

 魔法

  火魔法   土魔法   闇魔法

 加護

 シルバー=グリーンアースの加護


「ん!」なんだ加護に俺の名前が・・・俺って神?


「スクナ、カクナ。街の方角は分かるかい?今日から街の方に移動しようと思う。


住みやすければ街で家を買って住んでもいいかなと思っているから、したい事が有れば言ってくれ。」


と街に移動することを伝えると、2人とも複雑な顔をしたそこでその理由を尋ねると。


「こんなお姫様みたいな生活街では絶対できないと思う・・・多分。」


と言うのだどうやらお湯が出て浴槽のある風呂や水先トイレに魔道具調理器にフカフカの布団それと肌触りの良い服がお姫様みたいだと思っているようだ。


この世界の生活水準を知らない俺はテント暮らしの方が良いのかなと本気で考え始めたのだった。


街の方向はスクナもわからないようで取り敢えず東に移動することにした。

                  ◇



移動すること5日。


どうも方向を間違えた可能性がある。


子供の足で3日森を彷徨った距離で俺のテントにたどり着いたのだ。


真っ直ぐ2日も歩けば森を出ると思っていた。


しかも遭遇する魔物のレベルがかなり上がってきた、お陰で俺のレベルも鰻登りではあるが。


 そんな魔物からいい感じのスキルを取ることができ始めた。


 スキル 飛翔3 気配隠匿3 毒合成2 糸合成2 魔眼(石化1 腐食1 麻痺2)


である。


飛翔のスキルで上空500mほど飛び上がり周りを見ると、西に城塞都市と東に城塞都市を見つけた。


同じくらいの距離だ。


スクナに聞くと西にあるのがスクナが言っていたロッテの街で、東が隣の国の街らしいが名前はわからないと言ってた。


そこが西より大きく見えたのでそこに向かうことにした。


それとこの森は国を隔てる境界にもなっているようだ。



                   ◇


その後3日で森を抜けた俺たちは遠くに見える城塞都市を目指し歩き続けていた。


この頃になると俺のレベルは50を超えていた。


その時空からワイバーンの群れが襲いかかってきた。


俺は素早くテントを取り出すとスクナ達をテントに押し込み迎撃体制完了。


飛翔で空に舞い上がりワイバーンより先に風魔法で攻撃をかける。


するとワイバーンは魔法の属性が個別で違うようで、風魔法と火魔法を使う物が存在していた。


赤みがかったワイバーンが火魔法を、緑がかったワイバーンが風魔法を攻撃で使ってくる。


そのため俺の風魔法は赤いワイバーンには効くが緑にはあまり効かない。



 そこで俺は水魔法のウォーターカッターで攻撃する事にすると、面白いようにワイバーンの群れが地に落ち始め、10頭ほど落としたところで残りのワイバーンは森に逃げ戻った。


俺は地に落ちたワイバーンにトドメを刺しながら収納していった。


[レベルが上がりました。]


のメッセージを聞きながら確認するとレベル70に達していた。


ワイバーンというのはかなり経験値の高い魔物のようだ。


今度来たら逃さず殲滅しようと心に誓ったのだった。


ステータス


 名前 シルバー=グリーンアース  16歳  男  人族(?) レベル 70

 HP(生命力) 35000(+500) MP(魔力) 58000(+500) SP(精神力) 40000(耐性大)

 速さ 28000(+500) 力 33000(+500) 攻撃力 55000(+500)

 防御力 40000(+500) スキルポイント 60→12060

 スキル

 体術5 硬化5 見切り3 言語3 全耐性5 魔法全属性  鑑定5

 敵索5 気配察知5 剛力5 剣術5 隠密5 気配隠匿5


 ユークスキル

 成長促進大   魔力操作大   MP回復大  HP回復大   無限収納

 MP増大   不老    不死(無効) 叡智5


 魔法

 火魔法9 水魔法9 土魔法9 風魔法9 雷魔法9 光魔法9 闇魔法5

 時空魔法5 治療魔法9


この世界のスキルのレベルは、種族レベル限界で最高が5である。


限界突破すると最高10まであると言う。これは、叡智というスキルを取得して知り得た情報であるが何故かレベルが9になったものが多い。





ーー スクナ side



 私はコナン村の父ケルトと母ウルナの長女スクナ。


あの日村にオークの群れが押し寄せてきて村は壊滅した。


私は妹のカクナを連れて命からがら森に逃げ込み助かったが、オークの気配に妹と森の中を3日間彷徨い逃げていたところで。


人が焚き火をしている場所に出会し火に当たっていたところで、シルバー様に助けられた。


シルバー様は若く見えるが世捨て人の魔法使い様のようで、私が知っている事もほとんど知らなかった。


しかしその魔法具や魔法は夢のような物で、私達はシルバー様のお世話をすることで雇ってもらうことになった。



 両親が魔物に殺されたことは辛かったが、ここではそんなこと日常的なこと。


妹となんとか生きていくしかないと考えていたがシルバー様が言うには、私達2人とも魔法の素質があるようだ。と言われたので弟子にしてもらおうと考えている。


 森の中で魔物を倒しレベルを上げながら、魔法の練習と体を鍛えることを日課に妹と頑張っています。

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