第34話 幼馴染の初お泊まり⑤

「じゃあ電気消すぞー」

「わ、わかったわ……!」


 という事で俺は手元のリモコンで寝室の電気を消した。 今はすでに俺と姫子はベッドの中で一緒になっている。


「……ん……ぅ……」

「……?」


 電気を消してから数分経ったのだけど、姫子は終始もぞもぞと動いていた。 全く落ち着かない様子だった。 まぁそうなる気持ちはわかるけどな。


「……っ……うぅ……」


 姫子はもぞもぞと動きながらどんどんとベッドの端に移動していた。 うん、やっぱり恥ずかしいんだろうなぁ。 まぁ逃がすつもりは一切ないけどさ。


「すー……んー、姫子……そんな端にいたら落ちちゃう、だろ……すー……」

「ぇ……えっ!?」


 俺は寝ぼけたふりを寝返りをうちながら腕を伸ばして姫子のお腹に手を回した。 そしてそのままグイっと俺の方に抱き寄せていった。 もちろん寝ぼけてるふりをしながらだ。


「ちょ、ちょっと……!(ひそひそ)」

「んー……すー……すー……」

「え……ね、ねてる、の……?」

「すー……すー……ん、んぅ……(ガシッ)」

「ぇっ!?」


 俺はもう片方の手も姫子の体に下から潜り込ませていって、そのまま姫子の事を両手でガシっとと抱きしめていった。 イメージ的には抱き枕を抱きしめてるような感じだ。 いやこんなん元の世界でやったら確実に姫子に殺されそうだけど、まぁこっちの世界の姫子はそんな事をする気はさらさら無さそうだ。


「すー……すー……」

「~~~~!(言葉にならない声)」


―― さわさわ……さわさわ……


「すー……ん、すー……」

「んっ……ぅぁ……」


―― さわさわ……さわさわ……


 とりあえず俺は姫子の腰回りに手を当てながらお腹周りの感触を楽しんでいった。 いやもう女の子の体ってヤバイんだね、男の体なんかと全然違うわ。 俺は運動をしてるのもあって、筋肉とか骨とかでゴツゴツとしちゃってるんだけどさ……でも姫子のお腹はパジャマ越しでも柔らかくてすべすべな感じがめっちゃ伝わってきた。 いやもう触ってるだけでもめっちゃ気持ち良かった。 こんなん無限に触ってられるわ。 それと……


(姫子の頭がこんなに顔の近くにあるの初めてかもしれないなぁ……)


 姫子を俺の方にグイっと抱き寄せた事で、姫子のうなじ部分が俺の顔にほぼゼロ距離で当たっていた。 いやもうこんなん嗅いでみるしかないよね? という事で俺は姫子のうなじの匂いを嗅いでみる事にした。


「すー……すー……(すんすん)」


 という事で早速姫子の匂いを嗅いでみたんだけど、とても甘い匂いがした。 確か桜井さんの時は爽やかな柑橘系の匂いがしたんだけど、姫子からは優しい感じの甘い匂いがしていた。


 というか桜井さんの時も思ったんだけどさ、なんで女の子ってこんなに良い香りがするんだろうな? これ絶対に世界七不思議の内の一つだよな。 いやまぁ香水とかボディミストとかの匂いなんだろうけどさ。 うーん、それにしても……


(いや姫子の匂いめっちゃいいな。 何だか物凄く落ち着く匂いだな)


 きっと幼馴染だからっていうのも補正で入ってるんだろうけど、それにしても姫子の匂いは俺にとっては心地よい匂いだった。 おかげで俺はさっきからずっと姫子の首筋に顔を近づけて姫子の匂いを嗅ぎ続けていった。 いやこんなん元の世界だったら絶対に逮捕されるわ。 いやそれにしても……


「すー……すー……(すんすん)」

「っ……んっ……」


 最初はずっともぞもぞとしていた姫子だったのだけど、俺に抱きしめられた状態になってからは極力動かないように我慢しているようだった。 多分俺が起きないようにしようとしてるんじゃないかな? 何だかんだいって姫子は結構優しい女の子だからさ。


(うーん、やっぱり姫子って優しい女の子なんだな)


 だから俺はそんな優しい姫子にちょっかいをかけまくる事にした。


「すー……すー……」

「んっ……んぁ……」


 姫子は声を潜めながら極力動かないようにしようと頑張っているので、俺はそんな頑張り屋さんな姫子のために、お腹周りをずっと触っていた俺の手を徐々に上の方に伸ばしていき、そして……


「……ぁ、ぇっ!?(ビクッ)」

「すー……すー……ん、んぅ……」


―― むにゅっ!


「~~~~~~!!(言葉にならない声)」

「ん……んんー……」


 という事で俺は寝ぼけたふりをしながら、姫子の本丸であるおっぱいを触りはじめてみた。 姫子のお腹周りは十分堪能させて貰ったし、次のおっぱいもしっかり堪能させて貰うぞ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る