第5話 「双極性障害のわたし」のこと。

と、「双極性障害」についてサラリと述べてみたところで、「わたし」について簡単な自己紹介を。


「わたし」は、幼少時から実母と異父姉から虐待を受けて育った。

98点を取ってもしくじった2点を責められる。

どこかに出かければ、「いつ、誰と、何を…」と、いわゆる5W1Hを報告しなければならない。

そんな環境下で育った。


19歳(大学2年)時に1度目の自殺未遂をやらかす。

まさかの、自分の大学の実習先に救急搬送。母にも大学にも知られることとなり、ダブルでヤッチマッタナー状態。

ちなみに、母には「自費で3万もかかったけど!自分で払え!キチガイ!」と罵られた。

自傷による治療は、保険適応外なのだ。

そして、大学から紹介された精神科に通い始める。

これが、私が精神科に通い始めたきっかけだ。


大学を卒業後、看護師と保健師免許を取得。

看護師として勤務しているが、うつ状態等々もあり、何回か休職(この時は「うつ病」の診断だった)しているため、看護師としてのキャリアは雀の涙。

職場を転々としているため、「なんとなくできるけど極めてない」という感じ。

紆余曲折を経て、2021年の冬、自分の誕生日に3回目の自殺未遂をやらかす。

その際に、12年の時を経て「双極性障害」の診断が下り、治療を開始。


現在は正規雇用の道は諦めて、非常勤での勤務を週2〜3ずつ、2つの職場を掛け持ちしながら働いている。


まぁ、ざっと、前提として私とはこんな人間なのである。

さて、これからは私の生い立ち〜診断に至るまでを紐解いていくことにしようか。

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