第15話蛍火

僕らカップルの趣味は登山で毎年夏、とある山の潜り込む。冬登山をしてはいけない掟があって、夏はどちらかと言うと初心者向けである。川辺のある所でキャンプする。色々支度をしているうちに夜になり、僕はわずかな光を見逃さなかった。彼女を呼んで、一緒に暗闇の森の中へ入ると、蛍が沢山、光っていた。彼女がきれいねとグルグル回る。そうだね、蛍はこの一日で死んでしまうんだよ。命を削って光っているんだ。彼女はそうね。この風景を目に焼き付けないとね。男はそうだなと言い。キャンプ場へ戻る

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