第10話理想恋愛

僕には二年ぐらい付き合った彼女が居る。とても愛おしく大事にしてるんだが、病気を患ってしまった。三か月後には死ぬ。どうしようか悩んだ挙句、彼女には楽しい人生を歩んで欲しい、そこで僕は死にそうになる間際に彼女の前で死んで見せた。彼女の記憶を痛みから解放するために記憶をリセットした。もう僕のことが思い出せないぐらいに傷を付けた。バイバイとね。

その彼女は何故自殺したのかも分からずショックで痛みから逃げるように、僕のことを思い出せなくなった。天国から見た彼女は新しい男性と笑顔で話している。よかった本当に。僕は内心傷つき涙し、この世を去った。

風が吹きその彼女が後ろを向くと、男性はどうしたんだ?今、彼が私に何か言った気がするんだけど。男性は事故の事か。あれは不幸だ俺が忘れさせてやる。

実はその彼女の指には自殺した男性の指輪がハメられていて、一人になるとその指輪を見て彼のことを思い出し涙するらしい。そんな大切な記憶忘れるわけないじゃない。

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