-7- 二人の目線

「遅かったわね」

母親に言われたので、

木村は、

「餃子食ってた。」

と、答えた。

「隣町の鈴々軒?あそこ美味しいわよね。お父さんが帰る前に、お風呂入っちゃって。」

木村は、うなずいた。



始業式の日。紗良は、学校に着くなり、クラス分けの貼り出しを見た。木村と紗良は同じクラスだった。


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