❤相手はアンドロイドじゃない。私だ
夫の悶える顔なんて初めて見ました。たまらず寝室のドアに手を掛けました。
モニター越しでもわかるくらい恍惚に満ちあふれています。その姿に私のカラダも熱くなり、我慢できなくなったのです。
アンドロイドが教えてくれた未知の世界は私を興奮と嫉妬で満たし、行動せずにはいられなくなりました。
見ていたのは彼女からこうするようにと指示されていた行為ですが、あれ程積極的にすることには躊躇いがありました。ですが……
夫はあんなに呆けた顔をしながら彼女に攻められ、遂には見たこともないほどの量を永遠かと思うくらい長い時間を掛けて吐き出していました。あれこそが真実の姿なのでしょうか。
「このままじゃ盗られる」
どう考えても私とする時よりも彼は感じています。なぜ……
「私だって」
私の姿を見た彼はどこかに気恥ずかしさがあるのか、肌を隠そうと掛け布団に手を伸ばしました。もちろんそんなことはさせません。
「奥様、どうぞ」
アンドロイドが自分のポジションを譲り、私が彼に抱きつきます。
これが浮気の現場だったら彼を引っ叩いているのでしょうが、相手がアンドロイドだとそんな気持ちは起きません。
戸惑う彼のことをモニター越しに見たやり方そのままにこちらから攻めていきます。そして……
私の体内は彼の分身達で満ちあふれています。
あれから萎えることなく繋がったまま時間が過ぎました。何度彼を受け止めたかわからないほどです。もちろん私も何度達したことか。ふふ、私、やれる子だったのです。
「こんなの初めてだ。気持ち良かった」
彼の感想です。アンドロイドが部屋の隅で私達を見ていますが、彼女も満足している顔に見えるのは気のせいでしょうか。
お互いに落ち着き、肌を撫で合っていると彼女から声を掛けられました。
「お二人とも今の気持ちを忘れなければレスは起こらないでしょう。それでもまたそんな風になった時は私がお手伝いさせて頂きます」
その後、アンドロイドも加わり三人でプレイしました。彼女は素晴らしい両刀遣いなので、攻めて攻められまくったのです。複数の人から刺激を受けるなんてもちろん初めてのことなので、信じられないくらい興奮し、またまた快感の大波を味わいました。
「このようなこともできますので、その節はご用命をいただければ」
ちゃっかり宣伝もしていましたが、そんな気分になったらもちろんレンタルします。
その価値が充分あることくらい今回の件で嫌というほど理解しましたから。
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