曼珠沙華
彼岸を求めて酔いしれて、曼珠沙華を摘み取るなんて馬鹿げている。歩いていた、足を動かす度に身長が縮んでいるような気がする、けれど歩いていた。夜の郊外の静けさ。昼間にしかしない散歩。夜風にあたりながらぼんやりと電灯に照らされて浮かびあがる赤い花を見たいと思った。涼しいが寒いに変わった眠る直前。きみと手を繋ぐ夢を見ることにした。
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