41話 因縁の戦い VS勇者(2)

 その日、真菰から「週末は僕の家で研究するのはいかがデスか?」と誘われ、ねねねとアルトはそれに賛成した。

 週末、ねねねはアルトと一緒に隣町の真菰の家に電車で向かった。

 隣町の駅で真菰と合流し、さらにバスで十五分。山の中にある木々に囲まれた一軒家に案内された。ツタのはう屋根の高いログハウスで、いかにも魔法使いが住んでいそうな家屋だった。


「さぁ、どうぞ! こちらなのデス」


 自分の家に友達を招待するのが嬉しいのか、真菰はいつもよりテンションが高く明るくねねねたちを案内した。

 真菰の案内でねねねたちは家の中に入る。


「お邪魔しまーす」


 扉を開けると待っていたのは、真菰とまったく同じに深々とローブのフードをかぶった怪しげな男女だった。


「い、いい、いらっしゃい!」

「よ、よく、よく来たわね! 噂の魔法少女・轟ねねねちゃんと秀才魔法少女・天王台アルトちゃん!」


 ねねねは一目見て二人が真菰の両親だと分かった。


「は、初めまして」

「よろしくお願いいたします」


 ねねねたちがその勢いに押されてたじろいでいると、真菰がその間に入った。


「もう! 父も母も! 二人が困ってるデスよ!」

「だ、だって、転入以来噂を持ちきりのねねねちゃんだよ?」

「アルトちゃんだった初めて見たんだよ。少しくらい……」


 真菰の両親は唇を尖らせて抗議する。

 その様子にねねねもアルトも苦笑いを浮かべた。


(あはは……。転入以来の噂ってどこから噂を聞いているんだろう? 好奇心旺盛なところは真菰ちゃんそっくりだけど。ん? そっくりと言えば……)


 ねねねは思いつくままに真菰の両親の顔を隠しているフードに手を伸ばした。


「ちょっと失礼します」


 二人のフード掴むと、ひょいっとそれをめくってみた。


「っっっ!?」

「ひぃぃっ!?」


 二人とも顔が見えた瞬間に後ずさってしまったので、ほんの少ししか見ることができなかったが、二人ともに真菰によく似た凄い美形だった。父親は彫りの深い外国人のような顔つきで海外ドラマの俳優のようだった。母親は真菰をそのまま大人にしたような美女で、深い青色の髪とより深い青の大きな瞳は水の精霊って言われても信じてしまいそうだった。


「さすが真菰ちゃんのご両親」

「そっくりだね……」


 はぁぁ、と嘆声を漏らしてねねねたちが関心していると、二人はそろっておびえたようにリビングの後ろで縮こまっていた。


「ウチの両親も顔をさらすのにトラウマがあって家でもあのようにしているのデス。できればフードはめくらないであげてほしいのデス」


 真菰はまるで自分の姿を見るように恥ずかしそうにそう言った。


「それよりも、私の部屋に行くのデス」

「いいの? ほおっておいて?」

「大丈夫なのデス。そのうち復活するのデス」


 真菰は急かすようにねねねたちを二階の自室に案内した。

 真菰の部屋に入ると、真菰が作ったであろう魔道具の数々がところせましと壁につるされているのが目に入った。


「これ全部真菰ちゃんが作ったの?」

「そうデス。独力の物もあれば、手伝ってもらった物もあるのデス。まずは座ってください」


 部屋の中には学習机、床置きのテーブルがあったのでねねねとアルトはテーブルの前に座り、真菰は学習机の椅子に座った。


「さて、と。……ねねねサン、僕たちは聞かなければならないことがあるのデス」


 真菰はいつになく真剣な表情でねねねの顔を覗き込む。


「な、何を?」

「鷺ノ宮にあちゃんっていうのは誰? ねねねちゃんはなんで鷺ノ宮にあちゃんのことについて調べてるの?」


 アルトも非常に真剣な面持ちだった。


「え? え? 言ってなかったっけ?」


 二人に迫られてねねねはたじろいでしまう。


「断片的には聞いてるデス」

「けど、ちゃんとは聞いてない。聞こうとしたらはぐらかされてたよ」

「そっか。そうだね。……ごめん。二人のこと信用してない訳じゃなかったけど、このことに誰が関わってるかわからなかったから話せなかったんだ。ごめんなさい」


 ねねねは二人に深く頭を下げて謝罪した。


「じゃあ、話してくれる……?」

「うん。長くてつまらない話だけど、聞いて。……鷺ノ宮にあちゃんはね、家が隣で同い年のちょっと変わった女の子だった。

 私とにあちゃんは生まれた時から隣にいた。生まれた病院も一緒、暮らし始めた家も隣、幼稚園、小学校、ずっと同じで近くにいた。私は運動が得意で、にあちゃんは勉強は得意。勝気な私と大人しいにあちゃんは性格の違いからよくケンカもしたけど、部屋の窓を開けるとすぐ向いがにあちゃんの部屋だったから、すぐに仲直りした。同じ中学校に行くんだろうなーと思っていたら、にあちゃんだけが魔法少女育成学園に声をかけられ、受験をしたら合格してしまって、別々の学校に行くことになった。

 にあちゃんは昔からちょっと変わったところがあって、子供のころ、天気を言い当てたり、飛んできたボールを手を使わずに弾いたり、いじめっ子から姿を消して逃げたり、そんな不思議なところがあったから「あ、やっぱりそうだったんだ」と思ってた。

 にあちゃんは週末には帰ってくることが多くて、よく魔法の話をしてくれた。授業や部活、別世界に行ったみたいだと目をキラキラさせていた。

 私にも出来るかも、と思ったのはにあちゃんに教えられて障壁の魔法を使ってみたこと。魔法は才能がないと決して使うことができないのに、私にもそれを使うことができた。にあちゃんは「凄いよ! ねねねちゃん! 魔法の才能があるよ!」そう飛び上がって喜んでた。

 にあちゃんからは魔法少女育成学園への転入を勧められたけど、私はもう中学校に通ってたし、買ってもらったばっかりの制服や教科書を捨てたいなんて親には話せなくって、その時は断ってしまった。

 それからしばらく経って、にあちゃんはあんまり家に帰らなくなった。スマホのトークアプリで連絡しても反応が薄くなっていって、帰ってきても暗い表情だった。

 何があったのか聞いても「ちょっとね……」と苦笑いを浮かべて、言葉を濁して何も言わなかった。一度だけ電話でにあちゃんの「辛いよ」という声を聴いて、彼女が学校でいじめにあっているんじゃないかって疑った。

 私は帰ってきたら一緒に遊ぼう、その時に色々話してね、と約束してた。

 夏休みになって、私はすぐに陸上部の合宿があって、一週間家を留守にしていた。部活から帰ったら、にあちゃんと遊ぼう、今度こそ「辛い」の理由を問いただしてやろうと息を巻いていた矢先だった。

 合宿から帰ると、にあちゃんのご両親がタクシーに乗ってどこかに行くのを見かけた。

 嫌な予感がして急いで自宅に戻り、家にいた母親にそのことを問いただすと「にあちゃん、隣町の廃工場で首を吊って自殺しちゃったんだって」そう言われた。

 頭の中が真っ白になった。ウソだ。ウソだ! あのにあちゃんが、生まれた時から一緒だった幼馴染のにあちゃんが、なんで、どうして!?

 お通夜に並んで、ようやく本当に死んじゃったんだって実感した。魔法少女育成学園からの参列者は先生らしき人以外、誰もいなかった。

 悔しかった! 頭が良くって、魔法が大好きで、学園に行けることになったことを心から喜んでいたにあちゃんは、なんで死ななければならなかったのか? 誰かがそう追い込んだのか、知らなければならない! 私はそう思ったんだ。

 思ったら行動は早かった。私は魔法少女育成学園への転入願書を書き、親には内緒で申し込んだ。試験を受け、合格通知と共に親に転入をしたいと頼み込んだ。

 魔法の才能は貴重なものなのは知ってるよね。これからエネルギーの乏しくなる世界にとって一筋の光になるかもしれない才能と言われてる。この才能を伸ばすことができれば一生安泰とだけど、にあちゃんがああなった後で、私の両親は簡単には首を縦には振ってくれなかった。

 毎日毎日、私はご飯も食べず頼み込んだ。私はにあちゃんのようにはならない、絶対に危ないことはしない、そうお願いを重ねて、ようやく了承してもらえて、私は魔法少女育成学園に転入することになったんだ。

 ……これでもうわかったよね? 私が魔法少女育成学園に転校してきた理由は鷺ノ宮にあちゃんが死んだ理由を調べるため。でもね、調べていても本当になんの情報もなくて、これはランキング序列一位になって『全てを見渡す水鏡』に尋ねない限りは真実にたどりつけないって思ってたんだけどね」


 二人は相槌を打ちながら、最後まで静かに話を聞いていた。

 ねねねは話してみて気づいた。生まれた時から当たり前のように傍にいたにあがいなくなったことをまだ納得できてなかったのだ。


「……ねねねサンはにあサンのことが好きだったのデスか?」


 あえて触れなかった核心を突いてくる真菰。


「うん。好きだったと思うよ」

「それは、友達として? それとも……」


 アルトちゃんもまるで知っていたような素振りだった。

 話さなくても二人にはわかっているようだった。


「……友達以上に想ってたと思う。そうじゃなかったらいくら親友でも、転校までしないよね、あはは」


 ねねねは茶化すような口ぶりでそう言った。しかし、その思いが嘘になってしまうような気がして、もう一度改めて言い直す。


「……好きだったよ。泣けちゃうくらいにあちゃんのことが大好きだった」


 つ、とねねねの頬に涙が伝った。

 二人はその悲しみに寄りそうように、ねねねの体を抱きしめた。

 どれくらいそうしていたか、ようやく落ち着きを取り戻したねねねは「ありがとう」と二人にお礼を言った。


「……学園に来てずっと調べて分からなかった、にあちゃんのことを竜ケ崎先輩が知ってて、デイン先輩も情報を持ってた」

「それで目の色を変えてしまったのデスね」

「うん。竜ケ崎先輩がなんでその情報を持ってたかはわからないんだけどね」

「……ちょっとだけ話聞いたことがあるよ。竜ケ崎先輩は竜の血を引く家系で孤高で誰とも交わらない。けど、たった一人だけ心を許した後輩がいるって。それが鷺ノ宮にあちゃんだったかはわからないけど、たぶんそうなんじゃないかな」


 それが事実かは直接本人に聞いてみるしかないのだが、茜はまだ学校に来ていない。


「そっか。そうだとしたら、竜ケ崎先輩が落ち込んでいる理由もわかるね。気になってたのは『思い出してほしい。鷺ノ宮にあが何て言っていたか』って言葉なんだけど……」

「何か思い当たるフシがあるデスか?」

「それがさっぱり。にあちゃんが「私が死んでも許して」って言ってたのは覚えてるけど、何を許してなのか……」


 ねねねは天井を見上げる。そこに答えはなく、高い天井には丸太が並んでいるだけだった。

 ふと視線を落とすと、アルトが思い詰めたような顔で口元を押さえていた。


「アルトちゃん? 何か思いついた?」

「え? あ? ごめん。何?」

「どうしたの? 考え込んで……」

「あ、うん。もう少しで何かわかりそうで。考えがまとまったら伝えるね?」

「? うん、よろしくね」


 とりあえず、その話は置いておくことにした。


「それにしても、そんなに知らないものデスかね? 同じクラスの人ならいなくなったことくらい分かりそうなものデスが……」

「それが不思議なんだよね。にあちゃんのいたクラスで聞き込みをしたんだけど、そんな子いたっけ? っていう反応で。何の情報も得られなかったんだ」

「学校で自殺して生徒がいたら先生が案内くらいしそうだよね? 私たちのクラスにもそんな案内なかったよ?」

「ま、まだ、話せるところまで調査できてないのかもしれないね」


 いつの間かお盆に茶碗を乗せた真菰の父が部屋に入ってきていた。


「お、お父さん!?」

「父、入る前にノックしてってあれほど……」

「ご、ごめんね。ノックしたんだけど気づかれなかったみたいで……」


 真菰の父は謝りながら茶碗をテーブルに三つ出していく。

 存在感の薄い人だった。真菰も話していないときは存在感が薄いが、それよりもさらに凄い。


「あの、お父さん。調査できてないってどういうことですか?」

「え、え? 学校の生徒で自殺した子なんか出たらそりゃ学校で調査するでしょ? いじめ等があったのか、そうじゃないのか、生活態度はどうだったのか? とか、調べて国や警察、ご両親に説明するでしょ? 当然生徒には他言無用にするんじゃない? 魔法学校なんだから調査が終わるまで秘密にする魔法の誓約書くらい書かせるでしょ?」


 真菰のお父さんは至極当たり前といった様子でそう語る。


(え? そういうことなの? 私がどれだけ聞いても分からなかったのは魔法の誓約書のせい?)


 ねねねを目を見開いて驚いた。ねねねが驚いている間に、アルトは別のことを真菰の父に尋ねる。


「そ、それが私たちに知らされてないってことは、学校ですら真相までたどり着いてないってことですか?」

「たぶんね。詳しくは分からないよ?」


 お父さんはお茶を置いて「もうすぐご飯だから出来たら呼ぶね」と言ってそそくさと部屋から出て行ってしまった。


「……アルトちゃん。そういうことって出来るの?」

「う、うん。誓約書の魔道具はあるよ。書いたら期限付きでそこのことを思い出せなくなるようなものも。さっき思い出しそうになって思い出せなかったんだけど、私、ホームルームで何か書いたような記憶がある」

「僕もデス」

「そっか。そういうことだったんだ。これで一つ謎は溶けた。……ん? でも真実の鏡を先生が使えば一発じゃないの?」

「あの宝具は強力な制限がかけられた代物なのデス。まず、序列一位の生徒にしか使えないのデス。次に生徒一人につき一回しか使えないのデス。強力な魔力を秘める魔道具でありながら、複数の条件・制限に捕らわれるからこそ「真実を映し出す」なんていうチートまがいのことが出来るのデス」

「そっか……」


 それを聞いてもねねねが鏡をにあの事件の真相を知るために使いたいという思いは変わらなかった。生徒一人につき一回までというなら、現在序列一位の星川きららがこれまでに使ってないとも限らないし、先生から頼まれても使ってくれるとは限らない。


「結局、序列一位を目指すしかないってことだね……」

「そうだね」

「デス」


 ねねねが不思議に思っていたことの一つは解けたが、にあの事件の真相は結局のところ答えは出なかった。



 それから、真菰の両親が作った夕飯をごちそうになった。


「なに、コレ!? すっごい真っ黒なカレー?」

「で、でも、凄く美味しそうな匂い……」

「父の手作りカレーなのデス。ねねねサンたちが来ると聞いて一晩煮込んだのデス」


 真菰の両親と五人で真っ黒いカレーに舌鼓を打ちながら、ワイワイと楽しく食べた。

 その後、ねねねたち三人でお風呂に入った。


「すっごい! これヒノキのでっかいお風呂!? 大きいね?」

「そうみたいデス。毎日入っているとそうありがたみはないのデスが」

「気持ちよさそう」


 体を洗い終えたねねねと真菰は、アルトより先に湯船に浸かった。


(うーん、真菰ちゃんはスレンダーだけど綺麗なスタイル)


 ねねねが真菰の裸体を堪能していると、ふと真菰の頭のタオルが目に入った。


「真菰ちゃん、お風呂でもそのスタイルなの?」


 真菰ちゃんは湯船の中でも頭にタオルを巻いて目を隠していた。


「ふ、普段は外すデスよ? でも、今日はねねねサンたちがいるので……」


 恥ずかしそうにタオルで目線を隠す真菰。


「お風呂では心まで裸っ!」


 ねねねは目にも止まらぬ手さばきで真菰の頭のタオルを取ってしまう。


「あうっ! ……は、恥ずかしいのデス」


 真菰は恥ずかしがって口元を隠すように湯船に浸かり、お湯にぶくぶくと泡を浮かべる。そうしている間にアルトが湯船に入ってきた。


「し、失礼しまーす」


 アルトはそろそろとタオルで体を隠しながら入ろうとする。


「待って、アルトちゃん。湯船にはタオル浸けるの禁止っ!」


 ねねねは魔法でも使ったかのような速さでアルトの手からタオルを奪い去る。


「きゃっ、ねねねちゃん」

「アルトちゃん。マナーだから」

「うぅ、恥ずかしいよお……」


 手で胸と股を隠しながら湯船に浸かるアルト。


(アルトちゃんは想像通りおっぱい大きいなぁ)


 咎められることなくねねねはアルトの体を凝視する。


「なんだか、ねねねサンの罠にはまった気分なのデス」

「お、お泊りって聞いた時からこうなる気はしてたけど……」

「ふふふ、念願の三人でお風呂だね」


 恥ずかしがる二人と尻目に、ねねねはご満悦の様子だった。


「と、ところで、志津デイン先輩の対策は考えてる?」

「まず何でも切り裂く魔法「スライサー」だね。柳生先輩との戦いで使ったあのインナー使えないかな?」

「斬撃耐性インナーデスね?」

「うん。それにハンマーステッキに障壁魔法をかけて硬化させれば、耐えられそうかな?」

「大丈夫だと思うのデス」


 ピチョン、と湯船に天井から落ちてきた水滴が跳ねる。


「後は雷系の魔法の対抗策だけど……」

「ねねねちゃんが最初の戦いで使った避雷針は有効なんじゃないかな?」

「避雷針!? そんな危なっかしいもの使ったのデスか? 雷には絶縁素材を使った武具が有効だと思うのデス」

「それだね! 真菰ちゃん作れるの?」

「ひひひ、任せるのデス!」


 その後も三人で志津デインの対策を話し合いながら、お風呂を出た。

 そして、時間を忘れて話し続けていたが、さすがに十二時を回っていたので寝ることにした。真菰の部屋でギリギリ三枚布団をひいて、川の字になって寝転んだ。

 布団の中でも眠りに落ちる寸前まで「勇者に勝てる人って言えばなんだろう?」「魔王?」「それはやっつけられる方じゃない?」とたわいない話をしながら眠りについた。

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