第11話新たな運命の箱


「これ、いつ直ります?」

「うーん…この建物にそって工事するなら、数ヶ月はかかるでしょうな」

「数ヶ月ですか。」

今、館の修理をしています

それにしても数ヶ月はすごいかかる…

それほど立派な場所なんだここは

「お疲れ様です。お茶入れましたので是非」

メイドさんがお茶をいれてくれた

このお茶は…あの命を救ってくれたお茶だな

またあったな

「ten様少しよろしいですか?仕事を頼みたくて」

「大丈夫です。」

「あーとはまかしなぁ!俺らが直しとく」

「安心して任せられます」

「コーラル工務店におまかせ!」

名前と現場監督のギャップが面白い



「こちらお願いできますか」

「こ、これはなんですか…!」

なんだか妙な雰囲気の箱がある…

「こちらを運んでほしくて。ここに」

「あーはいここですか」

館の裏側を真っ直ぐ行った森

ここにある家に届けるらしい

怪しいが…やるしかないのでとりあえず運ぶ

ポツンと一軒家だな



「行って来ます」

「いってらっしゃいのチュウします?」

「していいんですか?」

「え?いや、冗談ですジョウダン…」


よいしょ割と軽いなこの箱

館の裏側か行ったことも見たことも無いしなんだか楽しみだ



???「あれ、いつ届きますっけ」

???「今日だ…ひひ…楽しみだ」




ほんと気味悪い箱…なんか悪い幕に包まれてるみたいな

とどけたらその人に聞いてみよう


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