第4話館のやつらは察しが悪い

あ…ああ

のどがしまる…やばい

「何やってますの?」黙れメイド…やばいんだって俺お嬢様耐性(?)なさすぎて圧に耐えれない…周りの空気に毒が混ざっているみたい…

メリア「名を申せよ」あー!ロリボイス!

「あ…す、すいませ、うっ」

メリア「何をやっとるんじゃ」

メイド「大丈夫ですか?」

何やってるじゃないって喋れないんだって

変な人を見る目でみるな…

「あ、すまん実験道具出したままじゃったわ」「毒を使った実験でな」

メイド「あーそれで…」

ほんまに毒出てたんかい!

じゃあほんとに死ぬやないかい

「換気せんと」

大きな窓が開かれる、ブワッと風が強く吹く

光の筋が館の主を照らす



綺麗


見惚れてしまった、これがメリア…ただのガキだと思って油断していた、そりゃメイドも「お嬢様…LOVE❤️」とか言うわ

顔も整っていて、目がキリッとしていて、はなも高め、ショートで髪の毛はオレンジ、目の色もオレンジ、この人この女の人に受け入れてもらえるなら幸せかも…いや、油断すんな、サイコパスかもしれん…門番はサイコパスだったからな、処刑されそうになったからな?

…メイドの目にハートが…

「き、今日も美しいです…!」

周りの護衛も

「好き…」「ちゅき…」「嗚呼好き…」

やばいやつしかいないな

大丈夫かこの館…

「そうか?よし仕切り直して…名を申せよ!」

いや換気したとしても俺毒吸ったからね?

「あ、すまんの」察しがいい助かる

「お茶がでとらんの」違う違うそうじゃそうじゃなーい

メイド「はい、どうぞ」いや、喉は乾いてるけども!いらん今いらん!死ぬ…察しが悪いこの館の奴ら…え、ちょっと言うこともできないしほんとに、死ぬ…!

「どこのお茶じゃ?」

メイド「トキ漁港から買いましたので…アバイ島のお茶かなと」なんの話…?

メリア「おー!あれか、美味しいし、そう、あれじゃ、なんじゃったか?」冥土の土産やめて…

「そうじゃ、思い出した!毒を無効化する作用があったんじゃたな」

!?

ごくごくっっっ!!!!


つづく

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