第3話 現代に抗うもの達

 「……って、訳なんです。」

 「あ、自己紹介が遅れていましたね。」

 「僕は。気軽にサニーとお呼びください。」


 「ぼくはフランギオール=マクスウェルです。気軽にフランとお呼びください。」


_____


 アスタローシェ


 2022年になっても収まらないに収束を付けるために、幼なじみ同志の15歳の少年少女が集まった、小さくて大きなカルト集団。


_____


 「フェリ、君も自己紹介して下さいね。君はアスタローシェの上部の一人なんですから。」


 そう言い、サニーブルーはさっきお菓子を持ってった少年を呼ぶ。


 「はーい。オイラはッス。よろしくッスよ〜。」


 そんな集団たちにラムネラジオは、なるほど?と言った感じで目を凝らしていた。


 「まぁ……ボクもぶっちゃけ頼まれてモンスター殺してたところあるし、気持ちはわかるワケ。」


 「ラムネ、そういうことッスよ!物わかりが早くて助かるッス。」


_____


 アスタローシェとシャルドーネが談話していたその時。


 『パリーン!ガシャン!』


 外から物が割れる音がする。


 「すみません!ぼく、シャルドーネのリーダーとして様子を伺ってきます!」


 「あ!ボクもついてくわけ!」


 「フェリ、僕達も行きましょう。」


 「ッス!」


 彼らが見たのは、高校生か大学生か、まだ若い少年少女が建物を壊し回っていた。


 「こんな現代!ぶっ壊しちまえ!」


 「2014年よ、永遠に!」


 幸い、一人だけ付き添いなのか分からないが見ているだけの少女がいた。

 ラムネラジオは彼女に事情を聞く。


 「あのー……アイツら器物損壊罪犯して何がしたいワケ?」


 そこには紫の外ハネショートにメカクレの少女。

 彼女は、悲しそうにしながらこう答える。


 「私たちは、でとても辛い目に遭わなければいけない事を知ってしまった集団……team です。」


 「私はに自我を冬虫夏草のごとく取られ、スペイドくんは怨霊になり、センヘルちゃんは精神崩壊……」

 「こんな運命を為に、私たちは2014年の世界から来たのです。」


 「ふぅん?でも少しやり方が荒すぎるワケ。少し平和的な解決とかできないの?」


 「それは……うっ!」


 少女は、突如苦しそうにする。その時少女の表情が変わり、態度も一変した。


 『それくらい荒くやらねぇと気がすまねぇだろ?』

 『だから、オレたちはこうやって2022年の世界をこわしまわってんだヨ。』


 その後、少女は疲れきった顔をし、倒れる。

 彼女は虫の息で自己紹介をする。


 「はぁ……はぁ、わたしは……禁止上神廻名きんしあがり かみなです……。」

 「こうやって、たまに貪食さんに自我を奪われてしまうのです……。」


 スペイド、とは呼ばれた青年とセンヘル、と呼ばれた少女は神廻名の様子を見た後、神廻名を運んでどこかへ去っていった。


_____どこかに、が空いてるのかもね?

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