第9話 いつもの現実
プルルルル・・・
駅のホームで電車の来る音
いつものラッシュ
電車に揺られ、高校近くの駅で降りて、登校。
いつもの現実の変わり映えしない光景・・・
はぁ・・・はぁ・・・
いつもの風景なのに、心臓がバクバクいって息が荒くなる。
いつもの風景・・・いつも通り・・・
それだけに昨晩の『アレ』が全く理解できない。
夢?
単なる夢なのか?それにしては、あまりに現実感があり過ぎて気持ち悪い。
・・・
チャイムの音、もう昼休みか。
作ってきたおにぎりでささっとお腹を満たし、机の上にで伏して寝る。バイトの体力残しておかなきゃ・・・
いつも通りのクラス内『ぼっち』・・・もう慣れたし!悲しくないし!
「隣のクラスの古城さん、ほんと美人だよなぁ、ちょっと近寄りがたい雰囲気あるけど・・・ああ、お近づきになりてぇ!」
クラスの男子たちの話し声がクリアに聞こえる。おかしいな・・・いつもならこの短い時間でも寝足りないぐらいなのに今日はすっきりして、寝なくてもいいくらい、体調が良い。
$$$
夜、バイトから家に帰還する。
ヨロは起きていた。
妹はちゃんとご飯あげたっぽいな
ささっと身支度を済ませて、ベットに潜り込む。
昨日は変な夢を見たけど、まぁもうそんな夢を見ることは無いだろう。
よくわからない事は忘れて、切り替え切り替え・・・
・・・・
・・・
・・
スヤスヤと
眠りに堕ちていく。
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