第3話 ヨーコちゃんとの恋愛と失恋💔
ある日、ポコ姉さんとヨーコちゃんと一緒に遊んだ。ヨーコちゃんは、すらりとして顔立ちがキリッとした美人さんである。ヨーコちゃんのママも、僕のママと肩を並べる美人さんである。僕のママの方が胸が大きいので、ママが村一番の美人なのである。大きな胸は僕も大好きだ。でも、ぜんぜん胸のないカヲル君のことだって大好きだ。女の子だったら、結婚してたのにな。ヨーコちゃんも、胸は小さいけど少しは膨らんでいる。何の不満があるのだろうか?
一緒に遊んでいる中にヨーコちゃんを好きになった。ヨーコちゃんも昔からまんざらではない。そもそも、僕のことを嫌いな女の子なんて存在する訳が無い!
夕方になったので、先にポコ姉さんを家まで送った。次はヨーコちゃんを家まで送る。ヨーコちゃんと二人きりになった。でも、ヨーコちゃんは嬉しそうだけど、ちょっと不機嫌にも見える。
「チャラ介さんって、最近ポコちゃんと仲好いよね。ポコちゃんのこと好きなの?」
「うん、ポコちゃんのこと好きだよ。でもさ、みんなには内緒だけど、ポコちゃんはね、実は僕のお姉ちゃんだったんだ。だから仲が好くて当たり前なんだ」
ヨーコちゃんは急に晴れやかな顔になった。
「そうなんだ。だったら仲良しだよね。ところでチャラ介さん、私のことをどう思ってるかしら?」
「僕、ヨーコちゃんのこと大好きだよ。ヨーコちゃんさえ好かったら、僕のお嫁さんになってくれるかい?」
「私もチャラ介さんのこと大好きだよ。喜んでお嫁さんに成ります。ふつつかものですが、よろしくお願いしますね」
「わーい、僕も嬉しいよ。僕もフツカヨイですがよろしくね」
「チャラ介さん、お酒飲んだらダメよ。お酒飲まないって約束してくれないと結婚してあげない」
「わかった。僕お酒飲まないって約束するよ」
「これで婚約成立ね。私お家に帰ったら、お父様とお母様に報告するわね。チャラ介さんも、お父様とお母様にお話してくださいね」
僕はスキップしながら家に飛んで帰った。するとパパに呼び止められた。ヒソヒソと声を掛けて来た。
「おいチャラ介、こんどは誰にプロポーズしたんだ?」
「ヨーコちゃんだよ」
「すまん。あの娘はとっても好い子だけど、あの娘だけは止めてくれ」
「どうしてなんだよ。パパはヨーコちゃんのママとだって仲良しじゃないか」
「だからだよ。ヨーコも本当はパパの子なんだ。ママには内緒だぞ」
涙が涸れるまで泣いた翌朝、ヨーコちゃんと会った。ヨーコちゃんもバツの悪そうな顔をしている。やはりママに反対されたそうだ。でも、ヨーコちゃんは僕の腹違いの妹として仲良くした。
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