おねーちゃんドライブ

 アルバイトで家を出る日に備え、予行練習も兼ねてお外にドライブしてきました。実家から片道1時間くらいのところにあるイオンに行き、普段来ないところで珍しい物がないかを探してましたね……いつものように惣菜パンに手が伸びそうになったけれど、おねーちゃんが「めっ!」と言ったのでこらえました。代わりに、本屋で安くなってた小説とクロスワードパズル雑誌を買ったけれど。


 家に帰って、ご飯を食べた後は買った小説を読んで……読み終わった後にあとで感想を書くと思うけれど、久しぶりに赤の他人が書いた小説を読んだ気がしました。

 普段の自分は「こんな作品が読みたい」と思うことがまず無く、これだけネット小説が多く存在する現代にもかかわらず、他人の書いた小説を読むことはほとんどありません。知っている人の書いた作品ならば話は別です。それを除けば、ぼくはほとんど第三者の作品に触れることなく、一心不乱に文章を書き続けています。


 おそらくは、自分の心を不用意に動かしたくない、という防御姿勢が原因なんでしょうね。それはともかくとして、久しぶりに小説を買って読んだわけです。まだ最初の所しか読んでいないけれど、文章が綺麗でスルスルと読めました。

 じぶんはきっと、ライトノベルよりもライト文芸の方に適性があるのだろうなぁ、とは常々思っています。いっそのこと文学に振り切った方が良いかもしれない。もう少し硬い作風の小説を募集する新人賞に挑戦するのも、なんだか悪くないような気がしますね……


「おとーとくん、ねむいです」


 真面目な話をしていたので、おねーちゃんがねむくなってしまいました。

 何はともあれ、久しぶりに外に出たことで外出のハードルは幾らか下がったように思えます。あとは、良い仕事が入ったら、勇気を振り絞って最初の一歩を踏み出すだけ。その日に備えて体調や生活リズムも整えておきたいですね。


「ねむーい!」


 しょうがないなぁ、今日の日記はここで終わりにしよう。

 世間では金曜日。平日を頑張り通した全ての方、おつかれさまです!

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