622 もういくつ寝るとお正月かな。
リゾートの最終日。アタリを確認するつもりだけだったのに
ちゃんと暑くなって、シミュレーションまで出来た。
暑いときにクラッとするアレの対処とか、リアルで見ないと分からないよねぇ。
季節にすぐ対応する種族達にはね。
みんな、せっかくの優等進化を無駄遣いしている気がする。
良いお休みになったかな・・
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今日は帰る日。17日に出発して27日だから計算して10日間だったって言う子はいない。それは差であって出発した日のことを考えていないんだもの。
勉強を始めて手探りながら2年目が終わった。1年だけの子だって、そういう基本的な問題は間違えない。
丸く柵を立てるときと真っ直ぐ立てる時では本数が違う。今まではカンとか言って適当に用意して足りなかったり、多すぎたりで使い道のないものが溜まるっていうのが普通だった。
間に差し渡す板も長かったり短かったりでそういうのがいっぱいあった。長年溜まったままのがものすごい量あったし、まあそれが境界線を作ろうと考えた理由だろうけど、口実を僕に与えることになったよね。
奇妙な行為とは思っていても誰も不思議とは思わない。溜まっていくアレがきっと何か意味がある。
子ども達は色々なことを知ったから、ぼんやり受け入れるだけじゃなくて、ちゃんと「不思議」と思う。
今までの農家だと、おかしいことがあってもそのまま受け入れて当たり前にして同じことを受け継いで同じようにしてきた。
野菜は放り投げるし、コメは植えっぱなしで何もしない。
お嫁さんが来て、赤ちゃんが産まれて、お姉さんぶって当たり前のアレコレを教える。そうして言われるままに他の家でお嫁さんをする。
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・・と思っていた。学校に行くようになったのは言われたからで、どうしてかは親が何かもらっていてニコニコしていた、というのはみてる。
朝に同じような子がいっぱいいて、河を下って、キレイな場所や高い建物にびっくりした。中もとてもステキ。
キレイな本を渡されて、名前を聞かれる。
最後のページにサラサラと何か「これはあなたのもの。これは名前」って。
キレイなお顔の可愛い子がニッコリする。
長い青い髪で、男の子なのか女の子なのか分からない。
読めて書けるようになれば次の本がもらえるって誰かが言ってたし、じっと見たら男の子だったって、どこをみたの?
「がんばったら、すぐに読めるようになるよ」って言葉の通り、ほわんと分かってきて、お話しの絵本っていうのをもらって家でがんばった。
翌日来た時には同じように読める子がいて、まとまって読み合わせしたりした。
たぶん同じ村の子が「負けないぞ!」って指を差してくるんだけど、読むだけのことに順位なんかないよねえ。
読めるようになり始めると、次々と分かってきて、割り振りをしてお話しをみんなで読んだ。楽しいけど、気になっているのは
昨日は
今日はご
ゴハンの時に読めるようになった子達にだけ、一皿プラスがあるっていうのが楽しみ。たぶんそういうのの事だろうけど、これはあげないよ。
指差し確認してきた子達はもらえない側だった。
これアノ子の仕切りだよね。
===
モチベの最初はデザートってヤツ。僕はがんばらないのには何にもしない。
気を使うとか、その人を認識していないのに交友関係とか立場とか気にするはずはないの。がんばった人にしか興味はない。
だらんこしても、いい子いい子とかして、商会が崩壊寸前まで行ったんだもの。
もうそんな
分かりやすい意思表示は助かるし、いい口実が出来て徹底的に切り分けることににした。塀は境界の目印になるんだけど、あれは真ん中って事ではなくて、申し合わせがなければ、自分の敷地に作る所有物になる。
こちらからは柵には手を出せないってことで、下に見ている地域と断絶するということにするよって宣言だから、僕が作った柵はあくまでも安全のために仕方なく作ったって名目にして、そう言ってる。
つまりね。塀の向こう側も僕のなんだから落書きっていうのは越境行為、汚損事実ってことになるし、掘ろうとすることもあるだろうから、仕掛ける理由が作れるということを、たぶん意識はしないんだろうね。
どうせアレコレ分析はしないだろうし、辺境に送られるような者が軍事的知識を持っているはずも、ある意味賢いってこともない。
それでも活かすべきだけど
今までは経験っていい加減なものを調整力にして何となくやってきたけど、僕らは一応食べられるってものじゃなくて、売れるものにしたい。
商人視点でみれば、品質や大きさが揃っていないものは売りにくいし、見かけも整ったものであって欲しいし、もちろん味は大事なリピーター要素になる。
農民に計画性は必要だし、実行できる技能は均一化して、肥料や育て方も個々が別々じゃなくて共有化してもらわないと困る。
そのためにギルドして全員を加盟させた。これを沿海地域でも広めてってことで何をするのかってベクトルを
面倒なことは理解してくれないだろうし。
冬の今は閑農期ってことで、お金を使わせるためだけど、旅行先もヒマな時期ってことで団体客はウェルカムになる。豪勢にバージョンアップさせて、大いに満足してもらったり、道具や農具を買わせて蓄財を持たせない。
そういうのが来年の意欲に繫がるし、その姿を旅行先の農民達に見せる。
旅行部門にもお仕事を回して、何かとやって来るのがいなくなることでギルド職員も休ませることができる。去年は常に数人が待機していたらしい。
ギルドは商会傘下になっているし、工房関係は既に冬休み入りしてる。
去年は年末ギリギリまでイベントしていたけど記念日が初冬に移動している。
静かな年の瀬って感じ。
商店街やリッチベル、点在している店は歳末売り込みで
旅行に出かけない人達が街に残っていて、休みの買い出しに来てる。
それでスッパリと長期休みをする。全部だから
来年も4日に半日だけ営業をする。食料の補充って意味合いなので、もちろん希望者だけで、ちょっとだけの上乗せがあるお仕事。
なのに申込が多くて抽選になった。前のと同じ条件で、ちょっとイヤイヤだったのにどうしちゃったんだろうね。
1日あいだを開けて、昨日は物資搬入して準備をした。気が付いた所を整備したり、マニュアルをイジったりね。子どもだと制止可能だったけど、チカラの強い大人だったら・・ってことがちょっとあった。
普通のサカナのつもりでいたら、サメは
西だと靴を脱がないから、当然決まりは守られるって思うんだけど、ここらは家では脱ぐ文化だし、人魚さんはやっと服を着せられたところ。
遊具の安全管理とかもね。
完璧って思ったけど、まだまだ気付くことはある。
で、今日は大人がリゾートに行く。2つに分ける予定だったけど、行かないっていうのが結構いて1回にまとめることが出来たってことで、ちょっと長め。
休みが延長ならないで良かった。子ども達よりは短いのはテスト用途が少ないからで、なんかしそうなのは演習には来なかったから、子どもを長くしたってとこ。
同じ時間に集まって、やっぱり点呼は取らないで出発。
何人かいないって聞こえる。寝坊したんだろうって。
子ども達はまとまっているし、工房製の時計とか、クローネとかのアラーム機能も使って遅刻はしたことはないけど、バタバタしているのはみてる。
たぶんだけど、やたら暖かだったのは終わって、気候通りの快適な場所というのは、海でキャッキャッしない大人達なら、ちょうど良いのかもしれない。
冬は寒くないだけだしね。晩春から秋中頃をオススメにした方がよりらしい雰囲気を味わえるようだから、パンフを調整しなきゃ。
ここのお風呂にはまだ何もしていないんだけど、造られた環境上
ス〜ハ〜の病気関係に効果がありそうなんだけど、サンプルになる人魚がいないから、いちおう効能として書いてある。
トイレも現実感がないというのを提供したいってことで、しゃがむのはなしにして、後ろ向きに座ってって書いてある。絵と文字で表示しているし、最初に使い方を説明をされるし、パンフとかいくつかにある。
立ってするのは見れば分かるってことだけど、半歩前進。汚さないでね。
徐々にしゃがむのは減らしていって他の宿からも無くして、街からも撤廃するつもり。触れないで良いという利点はあるんだけど、体力の衰えた人にはキツイし、汚しがちなんだよね、あれ。
気温がどうなのかとか、ウェルカムも加わらなくて、降ろしてサッと帰った。
行き来の交通では飛行の道具は使わないつもりなので、ボートの方をさらに改良しておきたい。
飛行の道具だと出来そうでも自動化はキケン。トラブって落下したらまず無事な人はいない。
その点、人魚が運営する船舶なら何とかなる。一番の危険要素は人魚だったからで、このまま海洋運輸は発達させないつもり。
野心いっぱいの人達に対抗する準備がまだ出来ていないし。
船のハタとかの遠くから伝えるルールは確立して、製品もあるんけどファミリア用のつもり。海を恐れたままでいてね。
この構築したボートはもうできていて、試運転をお願いしている。
駅の中に布カバーがしてあって意味深にしているここから出発するの。
旅立ちって用途は一緒なんだし、ホームが増えただけってことで一緒に案内してもらう。屋根付き通路がスルスル伸びて雨天でも乗り込めるってワケ。
デッカイだけの乗り物だし、見かけは普通の船と変わんない・・こともないか。
出航して戻って来るを何度かして、問題無ければ予定通り3陣(2つは統合したので事実上は次)を1月中頃に運行開始する。
ご
今までは同居ってだけだったけど、好き好きで夫婦になったんだから、思い出はしっかり作った方がいいっていう商売で映像を撮らせてもらう代わりにプレゼントにした。晩春からのシーズンに向けて宣伝をする。
旅行に色んな理由付けしたら、出かける人が多くなるかなって思って。
せっかく同盟地域が遠くまで繫がったんだもの。行き来を盛んにして仲良くを応援したい。ウチのとこにも、もっと人が来て欲しいのもあるよ。
遠征で行ってみたら人があぶれているの。それは大手がお仕事を独占しているからで、それはまあ経済活動の結果だから仕方ないことなんだけど、その町に仕事を作らないで、隠した村でかなり安く作らせて大儲けしてた。
村は経済の歯車でもないから、生きているだけな生活。
それは王都とかの
高い技能に見合う生活にしたかったけど、いきなり連れてきて混乱して普通のごはんい感激していたから、徐々にグレードを上げていくようにする。
自由に慣れていない人の扱いは段々分かってきたしね。
でもかなり不穏なんだよね。
スパッと切っておきたいんだけど、道の整備がないのに仕入れているし、旧貨幣のままでどうするんだろうとか気になるところはある。
別の経済圏になっててメンドウなんだけど、老舗はあっちのじゃ品質が悪いって、僕らに興味があるみたいだから、そのうち引き込めるだろうって予想。
あの人達に囲って
住民も2種の通貨の、旧貨は色々ある、どっちに未来があるって分かっているだろうしね。
年末で大いに盛り上げているなかに元々の文化の復活があって、実はそれはかなり前から
去年からチラチラ見せていて、工作の時間に作ったり、試験だったりしてた。
大人講座のは一人で着付け、あるいは組になって着付けで、
前合わせの服は慣れていても、別モノってヤツ。
商会で作っているのは、軽量のもので暖かい機能を織り混んであるから、慣れれば崩さないままで踊ったりだって出来る。晴れ着ではしないだろうけど。
髪はズラ
子ども達は去年
正月はぜひ前合わせの晴れ着を着て、手作り遊具で遊んで欲しい。
失敗しちゃったとか、完成度がイマイチとか、親も遊びたいかもだから、ちゃんと季節限定で売っているから買ってね。
大人達がそういうのを親任せしてて、自分ではちゃんと作ったことのない甘やかされた世代って知ってる。
子ども達が器用に作っていて「遊ぼう」って言ってくれるようになったから、ここはメンツってヤツがある・・というのを見込んでちょっと多めに用意した。
その製造を委託した村では、正月前から遊ぶ大人に、しょうがないなあって子どもが付き合うっていうホノボノのが見られたとか聞いた。
原っぱが増えたし、なんちゃって馬車に気を付けて楽しいお正月を楽しんでね。
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新しい事業の準備が進んでいるし、忘れようとしている文化の維持も
しておきたい。
もちろんそのままじゃなくて、快適に出来るようにって変えちゃう。
僕は他所(よそ)の人だから、固執(こしつ)したりはしない。
長くなったなら、冬を楽しむ方がずっといいよ、ねっ。じゃあまたね。
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