第6話 誰だ





     テーブルに並ぶメニュー

     僕は悲しみだけ選び 取り

      口の中 詰め込んだ






田中「なるほどね。大体の内容は分かった。」


圭太「は、、はい、、。」


田中「村上君と小山君、西川真由さん達から日常的に暴言、暴力などのイジメ。そして

先日亡くなった伊東茜、大田里帆の2人とも君の中学と高校の同級生で2人からも昔イジメを受けていたと。これで間違いないね?」


圭太「はい。昔も今も僕自身にイジメられる原因があるんだと思って反省してます。」


淡々と話す圭太に違和感持ちながら田中は圭太に伝える。


田中「犯人はまだ見つかってない。我々警察が必死に追っている途中だ。君の周りや昔の知り合いが犠牲になってるから君に確認しただけだからさ。」


圭太「分かりました。」


田中「じゃあ、今日は任意なのにありがとう。また何か分かったら連絡するよ。」


田中は圭太の腰を軽く叩くとそのまま圭太が見えなくなるまで見送っていた。


田中「あ、もしもし?川井?

少し調べたいことがある。ちょっと手伝ってくれ。」


















圭太は任意の事情聴取を終え、1人で住む1Kの家へ帰っていた。その時。


「あれ?圭太じゃね?」


3人組の男女が圭太の所へ向かってきた。


「おい圭太何してんだよw

俺たち今からクラブ行くけど暇なら一緒に行こうぜ!」


圭太「え⁈ク、クラブ?ですか?」


「ってか何だよそのメガネw

普段そんなのかけてないだろw」


「圭太どーしたのー?その髪、ボサボサすぎー。でも何かカワイイーww」


圭太は何の事か全く分かっていないが3人組は話続ける。


「そいえば圭太前クラブ来た時さ、マリファナ売ったじゃん?しかもあんなに大量に。

あれどうしたんだよwもしかしてもう全部吸った?w」


圭太「マ、、マリファナ⁈」


「あ?もー忘れたの?お前酔ってたのかよw

俺らから買ったあとにすぐ、この後すぐ予定あるから行くわーって帰って行ったじゃんw」


圭太「え、た、多分人間違いです!!」


そう言って圭太は走って逃げるように帰った。

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